こころあそびの記

日常に小さな感動を

梅雨明けた!

 

 梅雨明け!

 朝散歩をしていたら、今年初めて蝉の声を聞いたので、これはもう間違いなく梅雨は明けたと実感しました。

 虫たちが夏を知るセンサーに狂いはありません。

 

 

 帰ってきたら庭でツマグロヒョウモンチョウのつがいが盛んにじゃれあって、スマホを向けても離れませんでした。

 撮った動画から分かったことは、雌の方が派手な模様を持ち、雄はヒョウモンのみのオレンジ色ということです。

 ツマグロは女帝世界なのですね。

 

 

 細かい白い花がびっしり咲いていました。百日紅にしては...と思いましたらシマサルスベリというらしいです。

 白い色が涼しげでした。

 

 

 カルディに寄ったら、サムゲタンが目に付くところにドーンと陳列してあって、夏商戦が始まったことを感じさせました。

 その後、ランチにアロハカフェに行って笑わせてくれたのが若い店員さんの可愛い受け答えです。

 「忙しそうですね。毎日こんなふうなの?」

 「いいえ。なぜか今日は混んでしまって」

と、泣きそうな笑顔で応えてくれたのです。

 「うわぁ、みんな夏、夏、夏と飛び出さずにおれなかったんやね」と一緒になって笑ったことです。

 

 

 「地獄におちるわよ」の後半を観ました。

 細木さんの真似はきっと誰もできないことでしょう。なぜなら、そういうふうに生まれついておられるからです。

 彼女の欲望は半端なくでっかくて、常人が望むことでも到達できることでもありません。ひょっとしたら、人間界に刺激を打ち込むために遣わされた存在だったのかもしれません。それを利用する人間がいる限り、第二、第三の細木さんが出てくる可能性はありましょう。

 まずは、みんなして民度を上げることです。

 普通に生きる?そんなのイヤだ。夢を持とうよ。

 そう考える人にとっては彼女は憧れの対象であるかもしれませんが、何を欲とするのかも分からない者にとっては、ドラマを別世界としか観られませんでした。

 昔、あるお年寄りが仰った言葉があります。

 「ふつうに、結婚して子どもを授かり育て上げる人生を生きられたら、それが一番の幸せ」と。

 戸塚弘さんが、迷える若者に「結婚することや」とよく仰るのは、家族ができて初めて責任を負う経験ができるからです。

 今般、義務を果たすとか、責任を負うとかいうことを回避した事件が散見されます。

 そんなとき、どこかのお年寄りが謂われた言葉を思い出します。与えられた道をふつうに歩ききったら、それで十分褒められるような気がします。

幼なじみ

 

 やっと雨が上がりました。

 近くの校庭では、雨上がりを待ってましたとばかり、4月にアメリカンフットボール部に入部した中学生でしょうか、まっさらなヘルメットを被って出番を待つ姿がありました。

 大人だって負けてはいません。

 テニスコートでは、自宅待機で鈍った身体をさっそく戸外に持ち出した人たちが元気に玉音を響かせていました。

 晴れる!それだけで、老いも若きも新しい息吹を吹き込まれます。お天道様は偉大なり。

 

 

 昨晩、上沼恵美子さんのYouTube番組で、例の戸田恵梨香さん主演のNetflixドラマ「地獄におちるわよ」に触れておられました。

 彼女は細木数子さんと一緒に仕事をなさっていたとかで、貶す発言は慎むというスタンスでした。

 ただ、おにぎりを握るのは下手くそだと笑わしてくださったのですが、そのシーンがドラマに出てきたのにはびっくり。

 というのは、今日、半日がかりでその「地獄におちるわよ」を半分ほど観たのです。

 戦後の闇市でおにぎりと豚汁の店をなさっていたとか。

 梅田にもありました。阪神の裏手は闇市の集まる場所でしたから、土地の整理には煩雑な交渉と長い時間がかかり、今のように綺麗になったのはついこの間のことでした。

 

 

 ドラマを観ながら、しばらく忘れていた一人の女性を思い出さずにおれませんでした。

 それは、母の竹馬の友です。

 一人っ子だった彼女は、幼稚園のときから母の家で夕飯も食べていくような仲でした。

 ほぼツインであった二人は、仲違いして長い間、音信不通であっても、会えばまた元通りという間柄でした。

 世の中には、誰かが亡くなったあと、その故人に引っ張られるという嘘みたいな話が存在します。

 その恐ろしいような話が、この二人に起こりました。

 母が亡くなって半年もしないうちに、彼女の訃報が届いたのです。

 しかも、病気ではなく突然喉が詰まったとかで急死でした。

 二人を知る人は、連れて行かれたんや、と噂しあったものです。そうとしか思えない最後でした。

 今でも、あの世で喧嘩したり仲直りしたりを繰り返しているのでしょうが、それができるということは、深い縁であればこそ。

 彼女は、細木数子さんの強烈な個性に似たものを持つ人でした。

 彼女の話の続きはまたいつか。 

落語会

 

 6月は例年よりも気温が低く日照時間が少なかったように聞きます。

 私たちには暑くなくて楽させてもらった分、植物は欲するに足る光がなくて成長障害が起こっているそうです。

 雨が続いて、朝か夕方か見分けのつかない灰色一色の世界にそろそろ飽きてきました。じっとしていると眠気に抗えず、うつらうつらしてしまう体たらく。

 きのうは昼過ぎてから、何かあったはずと思いつきまして、池田のアゼリアまで落語を聞きに行ってきました。

 眠気覚ましならぬ、寝落ちを防ぐ一手です。

 

 

 「七代目月亭文都入門40周年記念独演会」と銘打ってありました。

 落語なんて全く知らない世界なのですが、どこかでこの名前を目にしたとき、あぁ藤田美術館で落語やってた人や、と思い出したのです。

 あのときは、なにわの解説をしてくださって、落語にはそういう面白さがあることを教えられました。

 あれ以来、ずっとご無沙汰しましたが、こんな近くで拝聴できるならと、当日券をあてにして行ってみました。

 

 

 失礼な話、チケットはあと五枚を残すのみだったことに驚きまして、さらに、ドアを押したとき中から押し返されるほどの熱気にびっくりしました。

 さすがは落語の町、池田です。満員の聴衆はほぼ私の年代とお見受けしました。

 こっくりさんはほとんどなくて、熱心に耳を傾けておられました。これは老人脳を鍛えるには何よりの方法です。集中力を養うのにもってこいの落語です。

 

 

 文都さんの出し物「地獄八景亡者戯2026」ではさんざんに笑わせてもらいました。

 もうすぐお目にかかる閻魔様は、年寄りには興味深々です。

 どんな裁きを受けるか。その日が待ちどおしくはありませんが、確実にこの世を振り返る日がきて、それも楽しいことだと期待させてくれるお話でした。

 南京玉簾や松づくしなどの演芸も間にはさんでくださったので、眠気も感じないまま帰宅できました。

 落語会を目指すということは、お話を丸暗記するということ。生半可な気持ちでできるものではありません。

 そして、若い人をその気にさせるのは、私たちの年代を沸かしてくれた八方さんたちのおかげででしょうか。

 この道を途切れさせないぞという覚悟が、携わるすべての人にあってこその熱気を感じたことです。

交通網

 

 昨日は行きも帰りもJR「おおさか東線」を通りました。

 大和路快速が、大阪駅1番線から環状線内回りを利用して、天王寺から大和路線に入るのに対して、うめきた地下駅から発車する「おおさか東線」は環状線を経ずに、右回りで新大阪経由で東大阪を南下する線です。

 運行開始から数年でしょうか。

 この線路ができたおかげで、大阪市内を通らずに新大阪に行けるようになった東大阪の人には重宝な線路になりました。

 

 

 新大阪駅が梅田から離れた場所にぽつんとできた当初は、大阪の発展は新大阪駅の選択のために十年遅れたと揶揄されたものです。

 が、今や大阪駅でさばききれない多くの乗降客が利用するようになりました。

 新大阪でほとんどの乗り換えが可能なのです。

 その一つに、「おおさか東線」があるわけです。

 

 

 難波の古地図を見れば、上町台地の東側になる大阪東部は長く大阪湾が入り組み、その後も河内湖として存在したことがわかります。

 そして、その水の供給源が大和川。大阪南部柏原あたりの奈良との県境で曲がりくねって氾濫をおこす川でした。

 昨日、行きの車窓から見た静かに併走する大和川が、帰りには明らかに水量が増えて、恐ろしげに渦を巻いている様子を見ることができました。

 ですから、「亀の背地滑り歴史資料館」は行ってみたい施設の一つです。

 

 

 帰りの車中アナウンスで「次はJR淡路に停まります」と聞いて、ちょっとショートカットしたくなって、淡路で阪急に乗り換えることにしました。

 淡路駅は何年も前から、ずっと高架工事中です。もうできたかしらと思っていましたのに、コンクリートの高架は吹き曝しのまま。この完成はあと数年かかると聞いて萎んでしまいましたが、その暁には、千里線と京都線が別系統になるらしく、千里方面の開発に光がさしそうです。

 交通網と開発。若い人たちのいろいろな知恵が日々盛り込まれて新しい時代に向かっていることを頼もしく感じたことです。

悠久

 

 今日は孫と一緒に「まほろば」に乗ってきました。

 孫と二人旅の予定でしたが、そこは私の心配性が移ったのか息子までついてきて、三人旅になってしまいました。

 わずかな時間でしたが、孫の成長ぶりと合わせて我が子の成長も確かめられて幸せなことでした。

 「まほろば」は、うめきた地下駅から発車します。グラングリーンの下ですね。地下に幾重にも重なる土地活用法。こんなことを可能にした工事技術に感心するばかりです。

 

 

 私たちが今日乗ったのは「悠久号」です。一見、黒く見えるのは墨色のイメージだそうです。

そして、車内には新薬師寺のバサラ大将のレプリカが飾られ、シートは落ち着いたブルーグレーでした。

 大和路快速もあるのに、わざわざこんな電車に乗る人がいるかしらと思っていましたら、外人観光客で、席が埋まりました。

 乗ってくるときに、リーダーらしき人が「静かに静かに」と注意していたことに驚きました。

 息子がいうには、今、ヨーロッパでは日本観光にあたっての注意が頻繁に放送されているとか。

 そういえば、毎週楽しみに観ている「ロザンの道案内」で、布の染色から機織りなどを体験するツアーに来てるという外国人がいました。

 他にも、刀はどうやって作るか。お酒の作り方は?など、日本文化に興味をもつ方が多いようです。

 迎える側の私たちは、そんな質問にどこまで答えられるでしょう。

 

 

 奈良の鹿は出産シーズンを迎えていまして、若いバンビがいっぱい。年長組の孫が鹿に誘われて二万歩を歩き通したのには、親もびっくりしたことです。

 これは、YouTube情報ですが、鹿煎餅は只今、売り切れとかで、煎餅目当てに鹿に追っかけられてる人は少なかったように思いました。

 

 

 今日一番のびっくりは、氷室神社で引いた「氷みくじ」です。

 私はこういうのは避けて通る方なのですが、孫にせがまれて引いてしまいました。

 

 

 氷の上にそっと乗せたら、なんと「大吉」が浮き上がったのです!

 私が大吉なんて。何年ぶり?初めてかも。

 なんか嬉しいものですね。

 

 

 興福寺から東大寺へ。

 柱くぐりをする孫を見ながら、私もしたし、子どもたちもした。そして孫も。

 幸せなことに感謝いたしました。

 鹿と戯れる高校生や外国人を見ていると、これが平和の形と思ってしまいます。世界中がこんな形になってくれますように、大仏さんにお願いしてきました。

爽快日和

 

 梅雨の晴れ間が広がりました。今日は旧暦の五月十九日だから、まだ「五月晴れ」が使えるかな?

 鬱陶しい雨が続くと心まで湿気てしまいます。

 それを気象病という言葉で納得させようとするのもどうかと思いますが、現実、倦怠感であったり体の重だるさを感じるのは仕方のないこと。

 そんな時、今日みたいな晴れは絶好の乾かし日和です。散歩して、湿気を飛ばしましょう。

 天気予報の「洗濯日和です」は、身体を乾かすチャンスでもあるのです。

 風の爽やかさに気分も上がります。

 

 

 樫の木公園にあるこの木が好きです。

 ちょっと出遅れて開花を逃したのは残念でしたが、丸くて大きな葉っぱが光の具合で濃淡に見えるんです。どなたかが、ライムグリーンと表現されていましたように、うっとりさわやかさな色が目を和ませてくれます。

 

 

 葛が高いフェンスの上まで伸びて、花の時期を迎えました。

 春の桜色から始まって、梅雨の泰山木の白色、アジサイをはさんで夏色は萩や葛といった赤紫が多くなるように思います。それが終わると黄色の菊の花。

 今年も折り返し。

 欲張りばあさんですから、見落としはないかな?とキョロキョロして心満たしてくれるものを探し歩いています。

 

 

 すると、空の雲でも木々でもない空間に焦点を持っていかれました。

 蜻蛉の一団です。

 中村汀女さんの俳句、

 「とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな」

 が、蜻蛉の習性をよく表しています。

 でも、今日見た蜻蛉は行く手を阻む軍団でした。

 群れ蜻蛉通せんぼうする梅雨晴れ間

 そんな感じで小さきものとも遊べた散歩でした。

半夏生

 

 イオンに巨大なカルピスが飾られていました。 

 カルピスは来年、発売から100周年だそうですから、スペシャルなイベントがあるでしょうか?

 ところで、カルピスの生みの親は箕面のお寺の住職さんだとご存知でしょうか。

 つまり、箕面はカルピスの故郷です。

 その人の名前は三島海雲さん(1878~1974)です。

 モンゴルの遊牧民が羊の乳を発酵させて飲んでいるのを見て、「これだ!」と思われたのか、美味しいと感じられたのか。

 「カルピスは初恋の味」という清涼なキャッチフレーズも効いて、暑いさなかに氷を浮かべたカルピスは欠かせない飲み物として定着しました。

 

 

 さて、その後まだ、はも談義が続いています。

 これは、明石のスーパーの鱧。

 ちり鍋にするには、ちょっとしたテクニックというか下準備が必要です。

 一番の敵はぬめりです。さぼると生臭ささが残って美味しくありません。美味しかった!との感嘆の声に負けまいとして、これを如何に上手に拭い去るか。その方法をあれこれ試して、この夏中に美味しいご報告をしたいと思っています。

 

 

 こないだ盆踊りに行ったとき、リーダーから「水曜日はライン講習会があるから来てね」と誘われていたことを思い出して、行ってきました。

 スマホの使い方講習会かと思っていましたら、主たる目的は「高齢者を詐欺から守る」ことでした。

 これだけうるさく啓蒙しても、ここ箕面市でも年間一億円の被害があるそうです。

 騙す方法が巧妙になって、元締めは海外に居ながら若者たちを支配しているなんて恐ろしいことです。

 そんな詐欺に引っかかる入り口はスマホですから、市を上げて講習会を催しているというわけです。

 感心したのは、集まった人の理解が早いということです。

 「歯車マークを押して、設定を限定にします」。

 みんな、先生の説明に直ぐに反応できるんです。

 講習会に出ようという意識高い系の人が詐欺に引っかからないのは当然にしても、分からないことは直ぐに隣の人に訊けるという他人に対する親和性の高さも関係あるように思いました。

 まるで、女学校の教室のような華やぎ方に、「母が」「母が」と引き合いに出して解説された先生もたじたじ。

 一人の落伍者もなくミッションコンプリートの報告ができたことに安堵されたことでしょう。

 

 

 今日は雑節「半夏生」。