こころあそびの記

日常に小さな感動を

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年の大晦日

山の向こうに雪模様。それが、流れてきて、小雪舞う墓参りになりました。 どうしても今日しなくてはならなないこと、できたら今日やっておきたいこと、明日でもいいと思えること。 優先順位をつけても、年末の雑事は尽きません。 こんなことも、だんだんにが…

いのちの根の信ずるところ

クロッカスを植えました。 数年前から、なぜか心惹かれて、昨日の午後やっと望みが叶いました。 春を告げる花ならスイセンでもよかったのに、どうしたことかクロッカスへのこだわりが消えずにいました。 空よりも大地に近くクロッカス 稲畑汀子 この虚子のお…

もういくつねるとお正月

「 もういくつねると お正月 お正月には凧揚げて 追い羽根ついて 遊びましょう 早くこいこい お正月 」 こんな歌を歌っている子供は見かけなくて、せいぜいスーパーで耳にするくらいになってしまいました。 凧揚げよりも、羽子板よりも刺激的な遊びがいっぱ…

お天道様が見てはるよ

通勤途中、淀川沿いの道を通ります。静かな流れに向かって、「おはよう!きれいだね。今日もよろしく」と車内から大声で話しかけるのが私の朝の決まり事です。 自転車で学校へ急ぐ子ども達を見ては青春を思い、杖をつく老人にはエールを送ります。そこは人生…

あなたを守る盾

今日、近畿北部は何年ぶりかの豪雪となっています。 雪化粧を期待して見渡したところ、我が家から見える範囲では山の高いところが白くなっているくらいでした。 それにしても、不思議なことです。 気象学にも地理学にも疎いのですが、山があるだけで、その南…

逍遥する心

冬晴れの朝。裏六甲はうっすら雪化粧かな。明朝が楽しみです。 冬至前後、太陽は顔を見せてからしばらくの間、横歩きしていて、なかなか上りません。南中高度は30度ということですから、夏の80度と比べれば、格段に降り注ぐエネルギー量が減っています。 お…

一陽の射して輝く天守閣

帰巣本能とは、不慣れな場所を通って以前に暮らしたことのある場所へ行くことらしいです。 不慣れもなにも、懐かしさに誘われてつい足が向くのが、幼少期を過ごした場所です。 鮭や鰻のように五感を駆使して賢い探索をしなくても、迷うことはありません。だ…

クリスマスイブ

『賢者の贈り物』というお話を何度読んだことでしょう。 相手を思う究極のプレゼント。私には絶対できないからこそ憧れる愛の物語です。 捧げ尽くすことも愛の表現の一つ。クリスマスイブの今日、そんな人に出会いました。 あるお宅に、お薬を届けるためにお…

引っ越した軍曹

こたつに足をつっこんでお茶しながら、テレビで穂高連山の紅葉を満喫できるのは、今に生きる幸せの一つです。 その番組で司会者と一緒に案内してくれたのが、美村里江さんでした。 こういう時、女優さんが同行すると自然を味わうことを損ねてしまうこともあ…

太陽のお誕生日です

天文学では、太陽の視黄経が270度になる瞬間を「冬至」と定義する、とあります。 なるほど、だから上の写真にある中国の冬至は21日深夜で、その東の日本では22日になっているということなのですね。決して、こっちの方が早い!という意味ではないことに安心…

善性の証

信号待ちしてたら、寒桜が満開でした。 しばらく行くと、道路脇のガードレールにキカラスウリがたくさんぶら下がっていました。 目の前にはエンジェルラダーが幾筋も降りています。 あわただしい朝の通勤途中にあっても、一瞬の夢を見させてくれるものが用意…

母と娘

朝刊の「人生相談 明日へのヒント」があまりにタイムリーで、今日のために準備されてた原稿なのかと疑ったほどでした。 相談者の老母が、厳しく育てた娘に突き放されていることを相談されていました。 人間は悲しいことに自分しか見えない性を持っています。…

描く心、見る心

今朝、近くの千里川に見たこともない数の白い鳥が飛来していました。いくつかのグループに別れて、互いに鳴き交わしているのです。 通りがかりの方に「昨日は来てましたか?」と訊ねたら、「いや、こんなのは見たことないな。一羽ならいつもいるけど。餌もな…

塔の上なる冬の雲

朝、目が留まるもの。それが今日のご縁です。 本棚の一番隅で落っこちそうになっている『仏像を観る』(紀野一義文、入江泰吉写真)を発見!。書棚の整理ついでに手に取ったが最後、紀野さんの“まえがき“に目を通したついでに、一枚捲って薬師寺東院堂におられ…

林檎の思い出

今朝一番に目にしたのは、朝の詩「林檎の季節」でした。 四季を通して、天塩にかけて世話する岩木の方々を彷彿とさせる作品でした。 東京在住の男性の作ということなので、想像の産物なのか望郷の思いで作られたのかは分かりません。 どなたが作られたにして…

熊は自然学校の先生です

もう三十年も前になります。松本有紀先生の芦屋市民講座に出席したことから、漢方への扉は開かれました。 四季を意識することもなく育った町の子の私にとって、「熊が冬眠する」という言葉は、分かり切っているというレベルを破壊するものでした。 なぜ、そ…

令和のリーダー

もうそんな前になるかと驚きましたが、2014年に放映された『LEADERS リーダーズ』は、当時、たくさんの人に感動を与えたテレビ番組でした。 国産自動車の開発に命がけで挑んだ豊田家の人々のお話でした。その心は日本のために、日本人に役に立つ国産車を作る…

つくばねの嶺

冬休みが近づくと、「百人一首覚えなあかん!」と孫たちが言い出します。 休み明けに、カルタ取りをするようです。 それを、毎年のように耳にしているわりに、私自身に覚える気がないのは、王朝世界の色恋にいまいち興味が持てないからです。 紫式部が好きか…

立山は神からならし

娘たち家族が無事に帰ってきてくれて、一安心しました。たった一晩の留守居でも心細いことでした。 富山在住のお友達が厳選してくださったというます寿司を家族みんなで美味しいねと分け合っていただきました。 住みやすさでは必ずトップスリーに入る富山。…

有ること難き今日の朝

冬至が近づいて、千里丘陵の南端の方から朝日が上って来るようになりました。 朝の太陽の発する青色の光が身体を目覚ます効果を持つと知ってより、ますます朝の散歩か楽しくなりました。 犬をお供に、あるいは犬のおかげで早朝に散歩されている人の多いこと…

いっぱい食べて大きくな~れ

父母がお世話になった調停員さんは、同じ敷地内に住む妹よりも、ヨーロッパ在住の姉のことが気になると常に漏らしておられたようです。それはただ異国にいるからというのではなくて、親ならではの特殊な思いがあるように思います。 ところが、ある日、転んで…

見たよ!国際宇宙ステーション!

しまった!動画で撮ればよかった。と後悔しても後の祭り。ISS(International Space Station )は遠ざかって行きました。 帰途、ラジオが、「あと5分後に大阪上空を通過するところが見えます」と伝えていました。家に着いて車を止め、見上げた空に明るい光が北…

とっておきのご法話

朝の六甲の山なみがくっきり見えたから、うれしくなって撮った写真に飛行機が一機、旋回中です。どこへいくのかな?空飛ぶ夢は健在です。 太陽の光輪に青色が見えます。今日も良い日になりそう。 写真は、今月の神社庁の言葉です。 ギリシャ生まれのイギリス…

月なきみ空に煌めく光~♪

小学生のころ、家庭教師のお兄ちゃん先生に「女の子は足を揃えておくもんだよ」といわれて傷ついた痛恨の一枚は、宝塚ファミリーランドで撮った写真です。せっかく晴れの日のワンピースを着せてもらっているのに、仁王立ちでした。 両親に女らしさという養育…

「大根焚き」

「 畑大根皆肩だして月浴びぬ 川端茅舎 」 畑の大根が青々とした葉っぱをつけて、白い肩を土から出しているところを見かけるようになりました。 下に伸びていくはずの大根が、勢い余って上に肩を出している様子は、農家さんの真骨頂。到底、素人菜園では叶い…

花粉症も認知症も

今朝、気になったことは、早朝のテレビ番組で新聞各社の朝刊一面が映ったとき、「産経」と「読売」以外の一面に愛子さまの成人式ともいえる晴れ姿のお写真がなかったことです。 みんなでお祝いしたかったなぁ。 さて、今は広く認知されている「花粉症」とい…

「事実は小説より奇なり」?

いました!嘘でしょう。すすきの枯れた茎にとまれるほど軽いの?考える時間を与えてくれないカワセミ。 大急ぎで写真を一枚撮った瞬間、飛び去ってしまいました。 花や星と同じで、名前と姿形を知ってしまったら不思議に遭遇の回数が増えるように思います。…

オメザンベーカリーに寄り道

うれしくてウキウキしていると、体も元気になって、寄り道もなんのそのになるものです。 なので、仕事帰りにお気に入りのパン屋さんまで、遠回りしてしまいました。 クリスマス月ですから可愛いクッキーオーナメントもありましたよ! いつもと変わらず、女性…

咳というサイン

だいだい蜜柑が色づいて、それもたわわに実っています。 色のなくなった冬季に、古代の人は蜜柑のオレンジ色を太陽と見立てたようです。そう思わずにはいられない明るい色を配色した誰かが確かに居るように思えてきます。 さて、寒くなって、処方箋にも、咳…

ごちゃ混ぜ教育が教えてくれたもの

今朝の「おはパソ」の話題はモンテッソーリ教育でした。なんでも、今をときめく藤井聡太さんを育てた教育法として、世間の親から注目を集めているそうです。 モンテッソーリ女史は、イタリア生まれ。医学を学ぶ過程で、知的障害児や貧困家庭の子供たちの生育…