こころあそびの記

日常に小さな感動を

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いくつになっても遠足気分

あまりにも気持ちのよい秋晴れだったので、一人じゃもったいないと思って、お友達を誘い出してしまいました。 コロナ禍にと眉を顰められるかもしれませんが、二人で歩けば、二つの目で新発見ができたりして楽しい遠足になりました。 「萩の花 尾花 葛花 なで…

「杏☆漢方セミナー」を始めた理由

「杏☆漢方セミナー」を始めようと思ったのは、漢方薬を啓蒙したかったからではありません。 東洋哲学に触れて、健康の元は何かということが、うっすら分かったからです。 できることなら、一人でもいい。健康に過ごす方法を知ってほしいと思いました。 先日…

羊雲

私のようになんとかサボろうという考えの人間はべつにして、お掃除は毎日していても、どこか抜けているところがあったりするものです。 今朝も、出勤前にお参りに行った神社。秋の大祭が近いこともあって、紫色の幕など張り巡らされて綺麗に調えられ、歴史あ…

形を見る、書く。そして、話す。

英会話教室にも通ったし、中国語をラジオ、テレビでかじってはみましたが、才能がないので、やっぱり母国語に回帰してしまいます。 なんといっても、その懐の広さが日本語の長所です。 日本人は島国根性とかいって、世間狭いイメージを植え付けられています…

緑の山々がもたらすもの

キッチンに、家人が菜園から採ってきたピーマンが転がっていました。 なんと瑞々しい赤い色でしょう。 過日、田中修先生のお声がラジオから流れてきて、またまた楽しく聞かせてもらいました。 視聴者の子供からの質問に、「赤いピーマンは食べられるのですか…

古びない『荘子』

クサギの花が色づいてきたので、写真を撮ろうと近づいたら、大きな蛾のような昆虫が花から花へ飛び移ってお食事中でした。 先日、蜂の巣を撃退したばかりで、もしやスズメバチかと後ずさり。早速、Googleフォトで検索したらオオスカシバ(大透翅)という蛾の…

“海”の中には「母」がある

海水浴客が繰り出した海も静かになった頃かと想像します。 「今はもう秋。誰もいない海」であっても、人は海を見に行きたいものです。この私も海が見たくなる人間です。 大阪駅から山陽本線で、明石海峡を車窓に望むだけでも気分が入れ替わります。 また、新…

精神科医の腕の見せ所

こんな所に、と思う場所で棗を見つけました。思いもよらない出会いはうれしいものです。 熟して真っ赤になったら、大棗。中国ではおやつ代わりに食べる生薬です。とても甘味が強いから、脾胃に効きます。胃腸が元気になれば補気力が増強できますから、多くの…

月とスッポン

昨晩は中秋の名月が流れる雲間から見え隠れして風情のあるお月見でした。 でもね、私はそのまん丸よりもっとまん丸を見たのです、とちょっと自慢いたしましょう。月と地球と太陽が一直線に並ぶときを満月、月齢15というのですが、昨日は午前9時前にその現象…

「こころ旅」ファン

こんな時だから、お便りでほっこりするほど豊かなひとときはありません。 先日友人から届いたお便りは、「近郊のハイキングもマンネリ」。ふむふむ。「(習っている)オカリナは難しい曲になってややストレス」。なるほど。一言ひとことに頷きながら読ませて…

シンデレラストーリーはいずこへ

Amazon prime original版で『シンデレラ』を観ました。 久しぶりにアメリカ映画を観て、若かりし頃に馴染んだアメリカ音楽に浸りました。 戦争が終わって生まれた世代は、新しい音楽としてアメリカ音楽を受けいれました。山下達郎さんの音楽が何故古びないの…

猫がネズミを追いかける理由

何が日曜日の醍醐味がといって、ゆっくり新聞が読めることほどの楽しみはありません。 産経新聞論説委員、木村さやかさんの「日曜に書く」を読んで、思い出したことがありました。 犬派?猫派?と訊かれたら、迷うことなく犬派と応える私ですが、猫が特殊な…

On the heavens(天を詠める)

平仮名の名前はどんなときに困るかというと、書道で漢字を書いたときの署名と落款です。かたい雰囲気が一発で和らいでしまいます。 なのに、どうしたことか孫娘が平仮名で名付けられてしまいました。きっとどこかでつながっていた証なのでしょう。 その孫に…

きのこのこのこ元気の子

「お届けものです!」 四国からは新米、信州からはりんご。食いしん坊の私は、こんなことで秋が来たことを実感しています。 Instagramを見てたら「キノコご飯」を載せている方がありました。 秋といえば松茸ですが、それは上等すぎますので、お安いキノコを…

ツユクサと宇宙

露草が朝露に濡れて群れていると、つい足を止めてしまうのは、その花の色の鮮やかさのゆえでしょう。 英名をDayflowerというそうですから、朝咲いて夕に萎むという儚さが、愛されたことは想像できます。 「月草のうつろひやすく思へかも わが思う人の言も告…

“壺”マーク

朝、本箱をずらっと見渡して、今日の気分に合う本を鞄に放り込んで出掛けます。 読みもしないのに、そんなことを繰り返すために、本が鞄から溢れそうになることもしばしば。重くて手に負えなくなったら、整理するという毎日を過ごしています。 今朝は、『柿…

ててかむイワシ~♪

仕事帰りに寄ったスーパー。買うつもりのない魚売場を通り過ぎようとして、思わず踵を返してしまいました。 「イワシ1パック100円」。しかも、「おつくりにできます」と書いているではありませんか。 疲れた体でこの子達をさばけるだろうかと一瞬の逡巡の後…

「みんなちがってみんないい」の意味

昨年、拙著の上梓が叶ったことで人生が完了したというのは大袈裟ですが、ボーッとする日が続くようになり、これではいけないと始めたのがブログです。 千日回峰に倣って、1000日続けられますようにと願掛けしました。 「分け入っても分け入っても青い山」と…

私は元気~♪

降りそうで降らない。大気中に水分がたっぷり含まれているせいか、今日は山が近くに見えることを実感します。 近頃、慌ただしくて、このまま自分が固まってしまうのではないかと感じる毎日でした。 それを打破する三点セットは、散歩と孫とのお出かけとちょ…

ひこばえ

昨日の夕方、東から西に向かって真っ白な雲の帯が伸びていました。特になにがあったわけでもない静かな日であっても、空にこんな雲があるだけで儲けモンと思ってしまう変な癖があります。 田中修先生のご本を見かけたので、また読んでしまいました。分かりや…

『一日一生』を読んで

お寺の門前掲示板に張り出されている言葉を、いつの頃からか、興味を持って読むようになりました。 本寺から送られてきたカラー印刷されたものでも、住職さんの手書きでも構いません。そのときの心を励ましてくれるものなら、このお寺の前を通ってよかったと…

菊づくし

「九月九日は あかつきがたより 雨すこしふりて 菊の露もこちたく おほひたる綿なども いたくぬれ うつし香も もてはやされて つとめて やみたれど なほくもりて ややもせば ふりおちぬべく みえたるも をかし」『枕草子』 今日は菊の節句です。 今朝は、夜…

私の人形はよい人形~♪

秋といえば萩の花。ですが放っておいたら萩屋敷になりそうなくらい繁殖力を持つ花でもあります。 息子が仙台に行ってたころに、仙台萩という名前に惹かれて一株植えたが最後、というのは萩に申し訳ないから取り下げますが、たくましいことは事実です。 日ご…

白露の空

今日から「白露」です。 二十四ある節気の名前のうちで、春の「清明」の次に好きかもしれません。 朝、庭を歩くと足元が濡れるようになりました。それは、日の出が遅くなったことも一因かもしれません。お日様が出てきたら、草花に宿った小さな水玉も消えて…

デビューしちゃいました!

中学三年生の孫は、長崎へ修学旅行に行くことになっていました。当初予定の一学期実施はながれ、二学期に延期され、夏休みの宿題は長崎のことを調べるという課題でした。(その後、緊急事態宣言発令で修学旅行はなくなりました。) 長崎のあれこれを画用紙に書…

音楽の耳を持つ武将、周 瑜

美しい朝。 今朝の日の出は5時33です。 太陽に少し遅れをとってしまいましたが、長~い影を道連れに歩きました。 生駒山から金剛山系、紀州山地から六甲山までうっすらではありますが見渡せるパノラマ展望台。今日もここから見える景色が胸を全開にしてくれ…

お世話がいのちの泉なり

あぁ今日も雨かと新聞を広げて、まぁコーヒーは美味しく淹れられたかなと自己満足して、そぼ降る雨の庭を眺めました。 なにやら、キンモクセイの中で動くものがあって、木が揺れています。チッチッと聞き覚えのある鳴き声です。それも小さな声です。 飛んで…

温かいお茶と上生菓子

曇天でもあったので、今日の仕事帰りの車の温度計は25度でした。贅沢は言えませんが、あまりに急な温度の下降に戸惑います。 こんな時は体調を崩しやすいものです。どうぞご自愛ください。 少し涼しくなったことをどんなことで感じますか? 昨日までコーヒー…

イモトアヤコさん

近頃、晴れ晴れするようなニュースに接することがなくて、どこかどんよりした気持ちを引きずっていましたが、今朝、うれしいニュースがありました! 「テレビで中国語」の放送を録画で観ていたところ、イモトアヤコさんがご自身の口からご懐妊発表をされまし…

秋と詩と歌と

3日前の朝の蒸し暑さはどこへやら。9月の声を聞いた途端に、関東では明日は長袖の準備が必要とか。 変則的なのは夏だけではなくて、この調子では秋もどうなることやら心配なことです。 秋の訪れは、人の心をセンチメンタルにさせます。それは昔から変わら…