こころあそびの記

日常に小さな感動を

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ええ加減がええんよ

全天真っ青な空に、眩しい太陽が上ってきます。 同時に気温がぐんぐん上がって、愛犬の頭まで熱を帯びるのに時間がかからない状態です。 地球の長い歴史には、こんなこともあったと聞いていますから、人間は耐えて乗り越えてきたはずですが、冷房も冷蔵庫も…

眩しい朝に

「今日も暑くなります。熱中症に気をつけて過ごしましょう」と連呼するテレビに目と耳を貸さなければ、夏の朝は美しいものです。 光がどの季節よりも多いから、朝の空も山も輝いて見えます。 さぁ、今日もがんばろうという気を削がないでほしいなぁ。 気持ち…

キュンキュン♡

みんながうすうす感じていた通り、梅雨が明けてしまいました。 熱風が南から入って家中を吹き抜けていきます。うつらうつらしていたら、浜辺でお昼寝しているような感覚になりました。 長い夏になりますから、無理せず自分にあった方法で過ごしましょう。 さ…

ミナミは元気です!

『芋たこなんきん』の会話に「上六」が出てきました。 通称「上六」は上本町六丁目のことです。 昔は、市電が上町筋を走っていて、上六からまっすぐに南下すると、四天王寺さんにぶち当たるので、線路はお寺の壁に沿って右に急カーブ。幼い頃はその意味が分…

海のはたらき

関東ではフェーン現象も伴い大変な暑さになっているようですが、大阪は昨日、今日と凌ぎやすい日が続いています。 それは、一に”風”のお陰です。 緑陰に風が吹き抜ける公園が近くにあることをありがたく感じています。 風は気を拡散してしまうもの。といえば…

大阪を歩く

同じ場所に行くのに、同じルートは避ける習性がありまして、今日も、地下鉄ではなく、大阪駅前からシティバスで上六に向かいました。 バスは窓の外が見えるから、遠足気分、童心に帰って右左と楽しめます。 特に、この62系統のルートは大阪城を眺めながら、…

太陽とカラス

万博公園に行ってきました。 7月に入れば「観蓮会」が始まり、人出も多くなりそうなので、今でしょ!と行ってきました。 開門と同時に向かう先は、はす池です。 夏至になったと知って花を開くのは、組み込まれた精巧なセンサーのおかげです。 朝陽を浴びて…

お茶漬けサラサラ美味しいな

ヤマモモの木に鈴生りに実がついていました。天然の色のなんと美しいことでしょう。 泰山木の花が目前の高さに咲いてくれていました。 犬も歩けば棒に当たるではありませんが、思わぬ発見があって、久しぶりの散歩で生き返った気持ちになりました。 満足いく…

「寝る前に何かを食べるのは×」だなんて

マスモト・ケイさんの干支占い「きょうの運勢」が終了してこの方、朝刊を開く楽しみがなくなってしまいました。 良くても悪くてもたかが占いです。それを見たからどうってことはないのですが、一行十二文字に収まる言葉を十二支ぶん、365日考えるのは並大抵…

夏至に思う

朝になり、家々から聞こえてくるのは、雨戸を引く音ではなく、シャッターを上げる音になって久しいことです。 近頃は電動シャッターもありですから、子供にも操作できるようになりました。 昔ながらの木の雨戸を開けるのは、少しだけ知恵が要りました。しか…

すべては生き延びるため

生け垣のマサキが花をつけています。堅牢な葉っぱに、こんなかわいらしい花を付けて、散歩する者を慰めてくれています。 路傍のアスファルトの隙間にアザミが咲いています。写真をよく見ると、精巧にできていることに感心します。 他の株は長けてフワフワの…

6月のお話会

今日は父の日です。 「父の恩は山よりも高く、母の恩は海より深い」。 そんな言葉を中国の友人から送られてきたカードで思い出しました。 ただ、”父の日“がいつから始まったのか記憶になくて、少なくとも、母子家庭に近かった我が家では父の存在は希薄でした…

マダニ騒動

悔やまれるのは、この春はみかんの花の匂いを嗅げなかったことがあります。 春夏秋冬。四季の歩みは思いの外早くて、出会いを逸することも度々です。 昨日、歩いていたら、もうこんなに(写真)可愛らしい赤ちゃんみかんが育っていました。 地面には赤い野いち…

七十の手習い

田植えが終わって整然と早苗が並ぶ田んぼに、梅雨空が映っています。 年に一度のこの光景を、今年も見られたというだけで心が和んで、秋の収穫までお米と一緒に頑張ろう!という気持ちになります。 田んぼの周りに張り巡らされた用水路には勢いよく豊かに水…

カラスのこと

出かけようと外に出たら、娘が大きな声で「しっ!しっ!」と手を叩いていました。 「きゃー、猫と思ったらカラスやった。見てよ!あそこ」と指差す方をみたら、隣の屋根の上で、大きく嘴を開けて何かを食べているシルエットが。 もう、そろそろ収穫どきだと…

「空に上っていく」という体験

小学校の時、山の遠足では、いつも最後尾。先生を困らせる生徒でした。 業を煮やしてY字形の木の枝を探してきて後ろから押してくださる先生もおられましたっけ。 そんな弱っちい脚力と心肺機能しか持ち合わせていない私は山登りができる人を羨ましく思って…

また見~つけた!

朝から大阪全域に強風注意報が発令されています。 さっきまで鳴いていた小鳥たちのの声も止み、家中の扉がガタガタと音を立てているのは、恐ろしげなことです。 逆巻く風で、延び放題の梅の木がワッサワッサと揺れています。色づいてきた実が落ちてしまうの…

SDGsをさけぶ理由

梅田行きの電車を待っていたら、賑やかにデコレーションされた車両が入ってきました。 ドアの解放部分はかわいらしいデザインで、乗り込むのがちよっと気恥ずかしく思えたくらいです。 なんでも、2019年から走っているそうですが、乗り合わせたのは初めてで…

夏は来ぬ♪~

今日もきっと見えるはずと、望海の丘に挑戦しました。 竜安寺の法螺貝の音が下の方から響いてきます。今日は神変大菩薩の法要日なのでしょう。神様をお迎えする日に山に入らせていただく幸せを感じつつも、体はハーハーと息が切れます。 時間はたっぷりある…

クチナシが咲きました

我が家のクチナシが今季初めて花開きました。あたりは甘い匂いに満ちています。 実は、まともに蕾まで行き着いたのは久しぶりです。 この木が好きなオオスカシバという蛾の住処となってしまっていました。その美しい造形美は神様からの贈り物としか表現でき…

マグノリアの花

六甲山が霞んで見えます。大気が湿気をたっぷり含んで空も雲も山も中間色。 ぼんやりした感じがきれいだなと思いました。 アジサイに主役を譲って、泰山木が静かに花の時期を終えようとしています。 あのたっぷりとした花弁は、矯めつ透かしつ木の下から探し…

「日本は平和な国なんよ」という一行

どうしても、あの新芽が食べたい! おいおい、両手をかけた枝が思いっきりしなっていますよ。 あれ?脱走したくてしたわけじゃないよ。いつの間にか柵の外に出ちゃったよ。どうしよう! すぐさま柵の上に飛び乗って、早く帰れ!と鳴く親分。 餌を漁っている…

一番よく効く薬

体に効く薬とは。 まずは飲む薬、次に感じる薬。 五月晴れの澄んだ青色を見上げるだけで心の垢が洗い流されていく感じがします。 そこで立ち止まってはもったいない。 歩いていくと、水を湛えた田んぼにツバメが低空で飛び交い、水面には空が映っています。 …

『壺中居』

我が庭の紫陽花が色を七変化させるものやら、純な青色を貫くものなど、株によって違う花を咲かせる頃になりました。 剪定がまずくて姿はぶさまですが、しっとりと華やかに梅雨ですよと季節を教えてくれる花です。 肥後細川庭園で教わったことですが、アジサ…

肥後花菖蒲

肥後細川庭園のガイドツアーは、「先週の『ブラタモリ』をごらんになりましたか?今日解説くださるのは、出演されていた鈴木先生です」という言葉で始まりました。 あいにく、見てなかったのですが、さすがにお殿様のお世話は一流人がなさるものと、期待で胸…

東京チムドンドン

旅に出ることは、人間が野生を持っていたころのなごりなのでしょうか。いくつになっても、幼稚園児のどきどき感と変わらない興奮があります。 前もって切符を買っておかないと安心できないのは、まだまだ旅なれていない証拠ですが、今回もやっぱり前々日にみ…

方言は家の温もり

『チムドンドン』。主役の黒島結菜さんが上手に沖縄弁を話されるのは、どうしたことかと思ったら、なんだ、ネイティブだったのですね。 俳優さんが方言指導を受ける様子がレポートされることがあります。 音符で上がり下がりを習っても、イントネーションの…

手編みの毛糸パンツ

薬剤師の仕事の範疇が広がっています。その一つに老人施設の訪問があります。 つらい現場に遭遇することもありましたが、そんな中でお話の弾んだAさんのことを思い出すことがあります。 それは、彼女が母と同窓だったからです。そうやったそうやったと、私が…

野鳥が子育ての最終段階を迎えている様子です。 裂けてしまいそうに口を開けて、お母さん鳥を呼び続けている小鳥を見つけました。 ママの言いつけを守って、この電信柱に作ったブッシュから出ていかないのです。野生とは、備わったものであることに感心しま…

『湯立て神事』に招かれて

今日から6月です。 仕事も辞めたのだから、これからは毎月1日に執り行われる月次祭(つきなみのまつり)に参拝しようという思いがありました。 ところが簡単そうに思えることが実は難しいもので、どんなに自由になっても、「明日は行くぞ!」と固く誓わなけ…