こころあそびの記

日常に小さな感動を

2023-01-01から1年間の記事一覧

お正月気分

大晦日。 あれもこれもと、やり残したことやら今日しかできないことが山積みです。 座敷に掃除機をかけていたら、子どもの頃にタイムスリップ。 母に床の間のまわりを囲む黒い塗りの部分に、掃除機を当てないように何回も注意されたことを思い出しました。 …

ちょっといい話

散歩から帰ってきて玄関ドアを開けようとしたら、足下に大量の籾殻が落ちていました。 あらあら、一昨日、28日に飾り付けたお正月のしめ縄飾りに付いていた稲穂を雀たちに食い散らかされたみたい。 新年に来てくださる歳神様より早くのご来訪、ありがとうご…

朝日に願う

十六夜の月が天頂からわずかに西に傾いた時刻に起き出しました。 月光が芝生に自分の影を長く映し出すほど明るくて、星々が隠された夜明け前でした。 有明の月は、人の気持ちに不安定な幻想を抱かせます。ベートーベンもドビュッシーも、こんな光景を見たの…

庚申の日

めずらしいことに、買い物に付き合ってくれるというので、孫娘と千里まで車を走らせました。 途中、きれいに刈り込まれた街路樹に赤い花が咲いていました。 「あの花はな~んだ」と訊きましたら、「バラ!」って云うんです。 「そんなあほな。こないだローズ…

今夜はコールドムーン

昨夕、わんこの散歩を仰せつかって、坂道にさしかかった所で、あたりがひときわ明るくなった気がしました。急がなくっちゃ! 山際に隠れる前の太陽が、光の束を放つ瞬間でした。 うかうかしてたら坂を上り切る前に沈んでしまいそうと、坂の途中で慌ててシャ…

感激!!

起き抜けに外に出ると、北斗七星の柄からオレンジ色のアルクトゥルス、そして真っ白なスピカがつくる春の大曲線が、天頂に近づきつつあります。 予習しておいた獅子座のデネボラが今日の収穫です。 これで、この年齢で、ようやく春の大三角を捉えられるよう…

クリスマス

風が強くて水面が波立っていました。 そんな中でも、カモたちは楽しそう。流れてきた浮き草を取り合いして食べるヒドリガモのつがいを見つけました。彼らのかわいい仕草に、ひととき寒さを忘れることができました。 今日はコガモ14羽、コサギ2羽、ヒドリガモ…

陰陽の協調平衡

大形徹先生のグループの中に、青春の日々を中哲を院生として学んでこられた方がありまして、今年、ずっと若いときに資格を取得していた看護士の道を歩み始める決心をされました。 それが、私が40歳過ぎてから、薬剤師の仕事を始めたことに触発されたものなら…

大阪城公園で

西の空のマジックカラーの美しさに見とれていたら、東から上ったお月さまが頭上に輝き出します。 そのお月様は今限定で、木星という子分を連れています。一番星の名に恥ずかしくない光を放つ木星です。 昔は、(暗くなったら怖いから)早く帰ってきなさい!と…

冬至メモ

寒い! 「北風吹きぬく寒い朝は~ 心ひとつで暖かくなる~♪」 こんな歌を覚えている人は、もうおられないことでしょうが、私には吉永小百合さんのあの声がいまだに寒い朝には聞こえるんです。 というわけで、寒い日の散歩に出かけてみました。 この寒さの中…

病は気から

今日のNHKラジオ『ひるのいこい』で、「葉牡丹とポインセチアを飾る母 これで玄関いつもの暮れに」と、投稿された方がありました。 いつもの散歩道に面した広い畑に植わっていた葉牡丹の出荷が終わりました。お正月が近づいたしるしです。 あの葉牡丹たちも…

ことの心をえたらん人

“今年も残すところ十日となりました” 昔は手紙の書き出しに、必ず使った文句です。その後に、街は賑々しくなり、と買い物客でごった返す町の様子を続けたものです。 それが、この数年のコロナ禍で街は閑散とし、その光景に人々も慣れてしまった感がありまし…

『ミーユエ』観了!

散歩道。まだかな、まだかなと待っていた臭木(くさぎ)の青い実が、赤紫色のがくが捲れて姿を現していました。 この木は、雑木と云ったら叱られますが、どこにでも実生で根付きます。 うちの庭でも、どこから飛んできたのか、放っておくとどんどん大きくなる…

地球照

昨夕の三日月、きれいでしたね。 こないだまで、明け方の空に見えていたはずなのに、あっという間に日没後の空に移動です。 うまく撮れなかったので、姫路科学館の写真をお借りしています。 双眼鏡で覗くと、輝く三日月部分の左側に、うっすらと月のうさぎが…

when you wish upon a star♪

今日こそ大掃除をしようと、ぼーっとしてたら、「何時に行くの?」と声がかかりました。 「そうやった!」映画に行く約束してたっけ。 ということで、孫娘と一緒にディズニーの100周年記念作品と銘打った『WISH』を観てきました。 ディズニーのコンセプトは…

雨の日は雨を愛そう

今日は「第9回花梨の会」に、そぼ降る雨の中、お集まりくださいましてありがとうございました。 途中、コロナ禍のために継続が危ぶまれたこともありましたが、「杏☆漢方セミナー」から数えると100回越えとなりました。 これも偏に、コアな参加者でい続けてく…

サムシンググレート

そぼ降る雨に阻まれて、せっかくの散歩準備も徒労に終わってしまいました。 そこで、この眠気を誘うほど静かな時間をどう過ごそうかと思案していたところ、本箱から取り出した本に挟まっていた村上和雄先生の笑顔を見つけて、はっと目が覚めました。 平成18…

オーバードーズ

雨が近い空に東から太陽が上ってきます。 我が家の東側に三軒のお宅があるのですが、夏の日の出は、一番左側のお宅の、そのまた北側でした。 ところが、冬至間際の今朝は、一番右側のお宅のさらに南から上ってきたのです。 昨日と今日は違う。空が季節の移り…

ひぃふぅみぃよぅいつむぅななや

『こころ旅』で日野正平さんが心臓破裂起こしそうになりながら、坂道を上られます。 そんなシーンはこちらまでつらくさせます。小さいときから、坂道が苦手だった私ですから、なおさらです。 少しの勾配でもハーハー言うから、遠足でも先生にとっては迷惑な…

子どもたちの未来

図書館から帰ってきたら、BSで映画『東京物語』(小津安二郎監督)が放映されていました。時間がたっぷりある午後でしたので最後まで観てしまいました。 制作年は1953年といいますから、私の生まれた頃です。 ですから、小津監督が描かれた設えの中に懐かしさ…

レッドムーン

昨日は大量の黄砂が飛来したため、生駒の山並みは見えないわ、大阪の街は霞んでしまうわで、飛来物の影響の恐ろしさを感じたことでした。 米作りが終わった田んぼは掘り起こされて、もう来春を待つばかりに準備が整っています。 そんな中でところどころ、畑…

やるせなさ

恥ずかしながら、醜態を白状します。 昨日、さすがに疲れ果てて、早々に就寝したものですから、パッと目覚めて時計をみたら4時過ぎでした。 いくらなんでも早すぎるのでしばらく、うつらうつら。 それにも飽きて、わんこと近くのコンビニまで歩いて行くこと…

探鳥会

散歩の楽しみは、出かける時間帯によって違った景色が見られることです。 たとえば、この和名・芙蓉方波見(別名オキザリス)です。 太陽が上りきらないうちは花びらを閉じていますが、十時を回ると盛大に咲いているところに出会えます。 なんか、うれしい。 …

カモたちが帰ってきた!

見て見て! 寒い北西の風が、カモたちを連れてきてくれました。 お帰りなさい。 川岸に並んで羽根を休めています。その様子から、私が勝手にそう思っただけかな。 こんなシーンを見れば、そういいたくなるのもお許しいただけるのではありませんか。 岸の上に…

しょうむない話

ドウダンツツジ(燈台躑躅)の紅葉が最盛期です。 春には、かわいい釣り鐘形の白い小さな花を咲かせ、初冬にはこんな鮮やかな朱色で楽しませてくれる木です。 今日の午前中、山が白っぽく見えました。中国大陸から強風に乗ってやってきた季節はずれの黄砂のた…

さぼり心

しばらく休んでいたことを再開するには、うんとこどっこいしょ!とお尻を上げなければなりません。 若い人ならいざ知らず。とも言えないようで、娘も昨日で年末調整期間が終了して、ひさしぶりの出勤に緊張するわ、と出かけて行きました。 私は顔面のトラブ…

羊あれこれ

ローズヒップの中身を取り出して、皮だけオーブントースターで焼いたら、こんなんできましたけど、と娘が持ってきてくれました。 ローズヒップ茶。あとで飲んでみることにしましょう。 堅い実と格闘した娘の言葉は「なんで、昔の人は、こんなものを飲んでみ…

藤田美術館

中之島からバラ園を抜けて、大川沿いに東に歩いていくと、藤田美術館があります。 建て替え工事のため休業なさっていたことに加えて、お向かいの太閤園まで取り壊しになってしまったことで、足が遠のいていたのですが、昨日のInstagramで、「山」をテーマに…

澄み渡る朝の空

寒い一日、いかがお過ごしでしたか? 朝の気温は2度。 老体に鞭打って、エイッと起きて散歩に行きました。 こんな風の強い日ですから、空気が澄んでるはず。そう期待して双眼鏡を携えました。 正解! アリーナから大阪湾に航行している大きなタンカーが見え…

もみじ狩り

普段は静かな境内が、カメラを持った人で賑わっていました。 酷暑の影響はいかにと案じたことですが、気温が順調に下がって、目に焼き付くほどの赤色になりました。 落葉する前に赤くなるというシステムは、誰が考え出したものなのでしょう。 次から次へと飽…