こころあそびの記

日常に小さな感動を

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

つれづれ

白状してしまいます。 昨日、愛犬と庭で日向ぼっこして、さぁ、家の中に入ろうと、右手に犬のリード、左手に水の入ったボールを持って立ち上がりました。 左足をテラスから一段下ろした瞬間、膝が抜けるような痛みが走ったのです。 しばらくは無理できないな…

どこまでも青い空から始まる朝でした

お弁当作りのいらない朝だったので、少しだけ寝坊しました。 外は、天文薄明の時間帯。 北斗七星は消えて、ベガとアークトゥルスがかろうじて最後の光を下ろしていました。やがて、それらも庭を一周する頃には消え失せて、太陽を待ち受ける空に選手交代です…

『The Dying Swan』

三寒四温。寒い朝でした。 庭に、うっすらと粉雪が降った痕跡がありました。 昨日、お話を聞いた満州はマイナス40度といいます。そんな寒さと知らずに、開拓団として長野県や八丈島から渡った人たちのご苦労はどんなだったでしょう。 そんなこと思いながらテ…

平和を祈る

今日は『荘子』の講座に出席するために、上六まで車で出かけました。 国道一号線、南森町あたりで、「祝150周年堀川小学校」の横断幕を見かけました。 叔父が戦後しばらく奉職した学校です。洒落た外観に建て変わって存続していることを嬉しく思いながら通り…

かすみはじめてたなびく

曇天の朝。今日の気温は、夜間は6度で昼間は7度とのことです。あらら、日変化はほとんどないのですね。 静かな雨の一日になりそうです。 でも、油断は禁物です。今晩からまた寒くなって、北国は雪予報がでています。 七十二候は、雨水の次候、「霞始靆(かす…

クロッカスが咲いた!

春の陽光を感じて、細い葉っぱを吹き出してくれただけで、生きてたの?とうれしくなりました。 そして、昨日、ついに花を咲かせてくれたクロッカス。 精一杯の力を漲らせています。 たった数輪です。ありがとう。 春の目覚めが、あちこちで目に付くようにな…

吉高由里子さん

一年ほど前、テレヒドラマ『最愛』が高視聴率という噂を聞いていました。 それは、吉高由里子さんの演技力に由来するとも。 しかし、当時は、働いていたこともあり、夜分にテレビを観る元気がありませんでした。 では、2014年の朝ドラ『花子とアン』はどうな…

春のかたち

春雪の いましがた降り いまは止み 春の雪にあいました。 冷たくて強い風が、道路の上で雪を踊らせていました。 セーターにくっついた白い恋人がうれしくて、なんとか持って帰りたいという願いも虚しく、すぐに白雪は消えていきました。 それでも、ひととき…

止めない限り失敗はないのです!

雨上がりの朝の運動場。スニーカーの靴跡に混じって、こんな足跡が。これって、カラスですか?意外に大きい足してるんだと、へんに感心してしまいました。 今朝、お弁当作りの傍らで流れるニュースに、エエッ!こんなこと言っちゃって、と手が止まりました。…

「花梨の会」誕生!

今日は七十二候「雨水」です。 暦どおりの雨。しかも、万物をあたたかく潤す春雨です。 散歩しながら、ついつい春を探してしまう。そんな季節になりました。 新しい看板名が決まりました。 十年前、この会の発足にあたり、一緒に運営してくださるお友達と新…

花鳥風月を愛でる心が育てるもの

お地蔵さんといえば、「子安地蔵」や「延命地蔵」など。特に子供の守り神という印象です。 ところが、このお地蔵さんの名前、ちょっと見かけない『應化地蔵尊』。 「應化」とは、仏や菩薩が世の人を救うために相手の性質、力量に応じて姿を変えて現れること…

千億の星

写真は、きのう見たワンシーン。 エンジェルラダー。上り下りしているエンジェルが見えますか? 約束したわけではないのに、ある日突然出会える自然のドラマ。太古の人もきっと見たはずと思うだけで、悠久の時間の流れの中に生きていることに深く思いを致す…

お元気でよかった

このあたりからは、六甲の山並みが、なだらかで美しい山形に見えます。しかも、丁度西方向であるために、夏至には山の右側に、冬至なら山の左側に日は沈みます。 そんなことも、この年になって気づいたこと。年をとっても、新しい発見があることは幸せなこと…

聖天さん縁起

散歩道の一つに箕面西江寺があります。 南側から坂道を上って、鳥居をくぐると、幾本かの句碑が並んでいます。 先日は、「日を探す木陰の草や水ぬるむ」と目が合いました。今は、まさにそんな時候。作者の季節の読み取り方を楽しく拝見しました。 そこを通過…

新社長記者会見

まぁ、作りに作ったもんです。 本日は、誰が、いつから始めたのか、バレンタインデーなんですって。 一年に一度のワクワクデー。 スーパーのチョコレート売場で、おばあさんがおじいさんに「どれにする?」と訊ねておいででした。微笑ましくて、こんな日もい…

日本人にとっての自然とは

線路脇に白い椿が咲いていました。一輪ずつ凛とした存在感を示すのが椿です。 秋の初めから色のない冬を通して咲き続けてくれた山茶花が、いよいよ散り始めました。花びらが円形状に散り敷く様子が美しい。椿には見られない固有の美です。 見逃してしまいそ…

菜の花忌

今日は菜の花忌です。 司馬遼太郎さんがお亡くなりになって27年が経ちました。 学業を終えて入社した産経新聞で、彼は文化部で記事を書いておられたと聞いています。そのときの同僚が夫人になられました。 資料を集めて読み解くことに、彼の才能は大いに発揮…

双眼鏡、小鳥、散歩。

先日のこと。鳥の簡易図鑑が欲しくて書店に入りました。 図鑑コーナーでいち早く目に入ったのは「あしたの散歩が今日よりもっと楽しくなる」という帯です。うまい!このコピーの虜になって購入してしまいました。 二月に入り、散歩のお目当てに変化がありま…

『空になる』再び

突然ですが、長崎雲仙の地獄谷で撮った白黒写真が一枚あったと記憶しています。もうもうと白い煙が上がる岩の前で、おばあちゃんと並んで立っている幼稚園児の私。 それ以来、長崎を訪ねるチャンスもなく今に至っています。 先日、西九州新幹線が開通したと…

七十二候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」

ボケの実が寒風に晒されて萎んでいます。そういえば、万博公園で見たことあるなぁ。もう、あれから、一年。 四季の巡りははやいものです。 今日から七十二候の次候「黄鶯睍睆」(うぐいすなく)です。 古代の太陰暦では、現実と四季の周期にズレが出て、農耕に…

聴いた?アキラ節!

早朝、月齢17の朝の月が庭を照らしていました。 今朝の気温は5度。梅が綻び始めています。昨日とは大違い。夜の間になにがあったのでしょう。 さて、昨晩、テレビを付けたら、小林旭さんが歌っていました。 ご存知の方も少なくなったことでしょう。なので、…

石蕗のわたぼうし

花のない季節を楽しませてくれたツワブキが、こんなふうになるなんて知りませんでした。というより、意識を向けないものは通り過ぎてしまう、というやつですね。 ツワブキが繁殖するのは、この茶色のわたぼうしのせいだったのです。辺りに子孫を残す逞しさと…

春先の養生

週一回の安野光雅さんの『洛中洛外再び』を楽しみにしています。生前に掲載されていたものを、読者の希望に添って再度掲載されているようです。 安野さんが育った津和野の町は今も人気のある場所です。そのわけは、土地の文化度の高さにありそうです。 なる…

大丈夫!

BS「ガイロク」という番組の面白さは、市井に懸命に生きる人の話をゆっくり聞かせてもらえるところです。 同じように息を吸って吐いて生きているように見えるのに、それぞれが違うお話をされます。もう、何年も放送されているのに枯渇しない様々な体験談を、…

立春大吉

兵庫県立美術館に行ってきました。 小磯良平さんの『斉唱』。六甲アイランドの小磯良平美術館で見て以来、何十年ぶりの再会でした。 もっとも今日のお目当ては、梅舒適さんの収集された書でした。篆刻という字は、まだ紙のない時代のもの。エジプトのヒエロ…

「節分祭」

今日は「節分」です。 季節を分ける日。一年に四回あるはずですが、冬から春への転換は人の心に及ぼす影響力が強かったせいか、「節分」といえば、立春前日のイメージがあります。 この日は、鬼が大活躍します。 娘が勤める保育園でも鬼さんが出るようで、「…

『動的平衡』と漢方

2025年開催予定の関西万博のパビリオン建設費の抑制ニュースで、ひさしぶりに福岡伸一先生のお名前を伺いました。 彼が一つのパビリオンの主でいらっしゃることを知らなかったなんて、ファンとしては誠にお恥ずかしい次第です。 万博テーマである「いのち輝…

『信』の点検

朝の寒さにふるえあがり、ダウンを着て散歩に出てしまいました。あつくて往生したのは、予報を信じなかったせいではなくて、ただのズボラです。 目には見えないゆっくりとしたスピードで、やわらかかった日差しに勢いが戻ってきました。 今朝の朝刊の「今日…