こころあそびの記

日常に小さな感動を

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

心を耕す時間

西洋画に表現されるような空の色を見ました。 雲一つない空のもとでは思わず自分の中まで空っぽになる感覚がおこるのに対して、こんな複雑な天空の造形を見た日には、心の中で何かが生まれる気がします。 朝から、家人も出払い一人になったのをいいことに、…

梅雨入りの候

昨夜の大雨にもめげずに、大きな花を開いた泰山木。 赤い紫陽花。 こんな淡彩も美しいです。 昨日、予想通りに梅雨入りの発表がありました。 前線の停滞に台風。こんな予報に付き合わなくてはならない日々が続きます。 そんなうっとうしさを払拭するように、…

映画『優駿』を観ました

雨の歩道で、目が覚めるような黄色の花群に出会いました。 美容柳(ビヨウヤナギ)というそうですが、正しくは未央柳(ミオウヤナキ)といって、楊貴妃の宮殿の名前から採られたといいます。中国からやってきた華やかな花です。 山の方は霧が立ちこめて、山…

ステップアップ

昨日は、孫娘の小学校最後の運動会でした。 同居の孫は、現在、小・中・高に一人ずつですが、来年から小学生はいなくなります。 そう思うと、応援に行かずにおれませんでした。 孫の巣立ちに立ち会えたことは、ひいては自分の幸せであることに感慨を覚えたこ…

王さまじゃなくて

スタバのYouTube音楽の画面で蝶々が飛んでます。 うちの庭で見かける蝶なのに、名前が直ぐに出てこない。情けないことです。 今朝の『美の壺』のテーマは”蝶“でした。 元、セーリング選手という経歴の持ち主、佐竹美都子さんが、今は蝶々をモチーフにした西…

気分転換

アジサイが色付き始めました。 我が家の紫陽花の色は途中で青から赤に、赤から青に変わりませんが、近頃は、七変化していく種類も出回っているようです。 野山に自分の居場所を定めて生きる草花の姿を愛した牧野博士が聞かれたら、さぞかし驚かれることでし…

宵の明星は今が旬です!

足の調子が悪くて、夕方に出かけることを長らく控えています。 お空のドラマを見に行きたい。 そう思っていたら、大形先生のラインにこんなにきれいな夕空が上がっていました。 お月様は今、新月から三日月へ、そして、徐々に半月に向かっています。 写真を…

白雲に乗って

昨日、今日と雲が美しい日が続きます。 風はさわやかに吹き渡り、空はどこまでも青くて。宇宙の果てまで続いているという表現にぴったりです。 その空間に浮かんで流れていく白雲に話しかけたくなる気持ちも分かります。 『雲』 山村暮鳥作 おうい 雲よ ゆう…

加藤康子さんからの返信!

間に合うかしらと、ドキドキして千里川まで下りてみました。 遠く方に、紫色の花が見えたときは、足の痛みもどこへやら。思い切って来てよかった。 栴檀の花は美しく咲いていました。 清少納言が、「木のさまは にくげなれど 楝(おうち)の花いとおかし」と…

『シルクロード』のテーマ

今週の『らんまん』のテーマは「シロツメグサ」です。みんなが摘んだことのある身近な草です。蓮華とシロツメグサで作った花輪は、楽しかった幼い頃を呼び起こしてくれます。 近頃、この白い花が広々とした場所に咲いているのを見かけなくなって、さびしいこ…

しあわせの根っこ

今朝の『朝晴れエッセー』。 私と一緒だ!と、にんまりさせてもらいました。 題名に「母の歌」とあるように、母が勝手に作詞作曲したでたらめな歌を、何度も何度も抱っこした子どもに歌い聞かせるというお話です。 私も「かわいい~ちゃん、かわいいなぁ。ち…

第三回花梨の会

キョロキョロ歩きしてるつもりはないのですが、通り過ぎてから、「あの~」と呼び止める声が聞こえる時があります。 今日もそうでした。 右側は工事中でしたから、足早に過ぎようとしたとき、「私を見て~」と声がかかりました。 見ると、くすんだ色のお豆さ…

G7

今日からG7(先進7カ国首脳会議)が広島で始まりました。 各ターミナルや道路の封鎖などで、不満が噴出することもなく、概ね静かに見守っている様子であったことは、喜ばしいことでした。 さて、朝から、参加各国の首脳が平和公園に到着なさる様をじっくり拝見…

お饅頭を“造“って半世紀

シャクヤクも、薔薇も、ラベンダーも今が盛りです。 梅雨入りまでにと、慌ただしく咲き競っている姿を見落とさないように、きょろきょろと辺りを窺う私は、さしづめヘンなおばさんそのものです。 ラベンダーには蜂さんが。 柿若葉では、コミスジ蝶が羽を休め…

五月の風

ドアを開けたら、目の前で椋鳥の番(つがい)が土の中から何かを引っ張り出しているところでした。 嘴で上手に挟んで、飛んでいってしまいました。おじゃましてごめんなさい。 その後、カメラを携えて待ちましたが、もちろん姿は見せずじまいでした。 近頃、ム…

宮城大弥選手

先のWBCでは、たくさんの英雄を見ることができました。 「大谷翔平が許してくれるなら、養子に欲しい」と、ある作家がおっしゃるほどに、今や、あの自律心を育てたご両親の子育て術は日本中の憧れとなりました。 ところで、近頃、野球から遠のいていた者とし…

一期一会

お日様が差したかと思えば、ゴロゴロと雷鳴が聞こえて。降り出した雨は、また直ぐに上がって。 「安定しないお天気でしょう」という予報通りでした。 そろそろ、梅雨のはしりが近づいてきました。 狂いのない自然の規則性に感服して、空を見上げています。 …

晴れたらいいね

降雨90%という予報が覆るとなんか得した気分になります。 「晴れ予報が外れるとブーイング。雨予報が外れても抗議なし」。 気象予報官は大変なお仕事です。 どうせ雨なら、溜まった録画でもと、『武則天』の最終の数本を観ました。(全82話) 女優さんはファ…

透明なお茶

金木犀も泰山木も、模様替えをすっかり済ましたようで、茶色の葉っぱが吹き溜まっています。 かさかさという踏み音の楽しみが、秋だけではないことを、この年になって知るところとなりました。 山道がいつも落ち葉で覆われているのは、春にも世代交代をする…

春日神社本殿竣工祭

本日、春日神社本殿の竣工祭が執り行われました。 願ってもない好天気に、春日神社の守り神さまがご参集されていることを感じました。 お式の間、神社を囲む木々の上で小鳥が鳴き交わし、空は晴れ渡り、宮司さんのご挨拶に出てきたように、まさに絵に描いた…

当帰とは「当に帰るべし」と読みます

躑躅(つつじ)が終わり、入れ替わるように皐(さつき)が咲き始めました。 躑躅よりも少し小さめの花が低い木を覆うように咲くところがかわいいです。加えて、躑躅より豊富な花色も魅力の一つです。 先日、当帰芍薬散の「当帰」の由来を書きました。 「当(まさ…

「天神川」2

飛行機雲がこんなに消えない朝は珍しいことです。 みんな、どこへお出かけしたのかなぁ。 晴天のフライトは気持ちいいだろうなぁ。 空飛ぶ人に思いを致す希望の朝でした。 さて、昨日の続きです。 お参りするたびに、この歌碑が気になりつつも、読めない自分…

「天神川」

「太陽が熱い!」と、洗濯物を干している娘が叫んでいます。 そういえば、夕方の散歩で見る太陽の落ちる方角が、いつの間にか宝塚方面に近づいてきました。六甲山を挟んで、冬は南側の明石海峡へ、夏は、北側に移ることに気づいたのはいつの頃だったでしょう…

老いを忘れる極意

先日来、桜の木で雀たちがチュンチュンと楽しそうに集っています。 そのわけが分かりました。さくらんぼというには小さすぎる赤い実を啄みに来ていたのです。 実がなることは知っていました。ですが、いつ見ても、先端部がない軸ばかりが枝に残っていたので…

雨の日曜日に想うこと

雨の日曜日。 ゴールデンウイークの間、こらえてくれた雨です。本日は恵みの休養日といたしましょう。 静かに落ちる雨音はそれだけで気持ちを鎮めてくれます。ゆったりと身をあずけて過ごしたい一日です。 が、それを満喫できるのは年寄りだけの特権というも…

立夏

今日は立夏。 「野山に新緑が目立ち、さわやかな初夏の気配を感じる季節」の到来です。 コロナの制限がない連休を過ごす人々の思いっきりの笑顔を見るにつけ、安堵が胸に広がります。 さて、朝、上る太陽に逆光で照らされてきらきら輝く青葉若葉には息を飲む…

こどもの日

今日はこどもの日。端午の節句です。 玄関先に出した鯉のぼりは、孫の初節句に松屋町で買ったものです。早いもので、もう17年まえのことになってしまいました。年季の入った代物ですから、しわくちゃです。 それでも、たまには薫風を受けて力泳してくれてい…

サボテンの花

テラスの隅に置きっ放しだった多肉植物に花が咲いています。名前は「朧月」というそうです。 この小さなサボテン。お友達と宝塚の山本を散歩中に、見かけたものです。 愛好家のお宅の前に、器込みで200円で並べられていたものを持ち帰りました。 ほったらか…

風響樹!

みんなが気持ちよくなる好天気です。 青空に刷毛で引いたようなすじ雲が流れて、上空にも風が吹き渡っていることを感じさせます。 朝露が乾いた午前中が絶好のタイミングと聞いたので、まずは、バラの花摘みから。 何を作るわけでもないのですが、はらはらと…

言葉足りず~

ヤマボウシの実の赤ちゃん。秋には真っ赤になって目を楽しませてくれることでしょう。 樫の木の三代の姿が枝先に。 去年の秋に実ったドングリの帽子が見えています。二年目に成るという去年の花はドンクリの赤ちゃんに。それから、今年の花穂。 こうやって確…