こころあそびの記

日常に小さな感動を

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏越しの祓

今日は6月30日。 今年も半分が終わってしまいました。子供の時には、意識することもなかった時間の経過なのに、今は、その速さに急かれる心地がします。 しかし、もう半分、まだ半分と申します。 まだ半分あると楽観して、ゆったりと過ごしたいと思います…

「青いカフタンの仕立て屋」観てきました

大阪駅がステーションシティに変貌を遂げたとき、南側には大丸梅田店、北側には三越が入りました。 その三越に、「ファティマ」というモロッコのバブーシュや香りを売る小さなお店がありまして、時々、覗いたものです。 モロッコのイメージは、遠いエキゾチ…

がんばったね!

昨日の日没。 夏至が過ぎて、心はすでに陰遁。 あぁ、日の入りも早くなってきたなあと感慨にふけっていたら、なんてことはない。 7月4日までは、同時刻だそうです。地球の不思議に惑わされることこの上なしです。 昨日は、授業もそこそこに家路を急いだ理由…

絹のスカーフ

デパートをうろうろしてたら、桐生市から”座繰り“の実演販売に来られていました。 ”座繰り“とは、座って繭から糸を手繰りながら糸枠に巻き取ることです。 たまたま、人通りがなかったのでお声かけしてみたのは、娘に蚕の餌やりの話を聞いていたからです。 彼…

カチューシャ!?

コスモスは咲く場所を選ぶように思います。此処に咲いてほしいと何度か植えましたが、うまく根付いてくれませんでした。だから、元気に咲いているのを見るとうれしくなります。 この花はニンジンでしょうか?あぜ道に数輪咲いていました。 健康生活に必需の…

名前も知らない幼なじみ

雨雲ではなさそうですが、薄い雲が空を覆っています。沖縄では、来週あたり梅雨開けとか。 待ち遠しいことです。 こんなお天気のせいなのか、朝から体が重くて動こうという気がおきません。 だめだめ。といってくれたのは、わんこです。彼の誘いに乗ることに…

巫女の舞

上六の近鉄百貨店へ、大形先生の『荘子講座』を受けに行きました。 途中、谷町筋にも上町筋にも、「生國魂神社」の紺色の大きな幟が立てられていました。 夏祭りが近いのですね。 講座の始まるまで30分あります。そうだ、茅の輪くぐりに行ってみよう。 ラ…

新生姜好き

食卓に、この季節ならではの食材が今年も並び始めました。 昨日は、娘の大好物、ズイキの酢味噌和えを作っておきましたところ、夕刻に台所にいったら、半分ほどに減っています。 「あれっ!もうないやん」 「思い違いと違う?」 いつものネズミに食べられて…

右か左かまん中か

ちょうど通学、出勤の時間帯にひどい降りになりました。 激しくなる雨音が、孫たちを車で送りたい気持ちにさせます。 小学生の頃の記憶が蘇ります。長靴の中も、水浸し。否応なく、濡れたまま過ごさざるを得なかったあの頃。 それでも、風邪をひかなかったの…

夏至

ついにやって来ました。今日は「夏至」です。半夏生が茂り、蓮の花咲く季節です。 庭の八重のクチナシが甘い匂いを漂わせて開いては、褐色に変色していきます。 一重がしばらく咲き続けるのと比べると、八重であるばっかりにと、少しわびしくなります。 本日…

隠せないもの

昨夕、日没後の空が見たくて、散歩に出ましたら、衰えた光の中で、こんな蛍光紫色の花がドーンと咲いていました。 キク科アンティチョーク属のカルドンというみたい。 朝鮮薊の原種らしくて、アンティチョークとよく似てます。 どちらも食べられるそうですが…

胸キュンキュン

クチナシの花が咲き始めたので、写真を撮ろうと近寄ったら、こんな虫がとまっていました。 早速、便利なGoogle検索で調べました。「シオヤアブ」というそうで、アブとつくけれども、人を刺すことはまれだとのこと。安心しました。 お尻に付いた白いポンポン…

タチアオイ

近頃、郵便物が遅配気味です。 花梨の会のメンバーであるTさんからお葉書を頂戴していたのに、気づかずにごめんなさい。 今朝、散歩から帰ってきて見つけました。 お便りに「葵」が、てっぺんまで開花し終えたら、梅雨明けですよ。と、書いて下さってました…

万博・日本庭園

万博公園の日本庭園に行ってきました。 日々、足の調子と相談しながら、遠出の機会を窺っています。昨日は、お天気の誘いもあって、出かけてみる気持ちが高まりました。 入園後、蓮池に向かう人がいつももより多いことで、そうだ、今、蓮のシーズンだったこ…

サンローランのお洋服

孫が修学旅行に出発する朝。 お弁当作りのため、いつもより早く起きました。 わんこと庭に出たら、まだ暗い東の空に細い眉月が上ってくるところでした。太陽に直下から照らされた煌めきは幻想的で、ちょっとの間、宇宙に同化した感覚に浸ったことです。 昨日…

「乃東枯」の“乃東”

昨日まで見なかった草を、今朝はいくつか新発見! 梅雨最中であっても、時の移りを感じて伸びてくる草のいのちを、あんたは偉い!と愛おしく見つめています。 今朝は、ねじ花を見つけました。 このシンプルなのに見飽きないデザインは、自然の造形力が無限で…

蘇芳(すおう)

昨日、大学校内を散歩してたら、豆がいっぱいぶら下がっている木を見つけました。 何だろう?と調べたら、豆科の「ハナズオウ」でした。 春には、こんな美しい色の花が咲きます。この色が「蘇芳色」に似ていることから、「ハナズオウ」と名付けられたとか。 …

急がばAI?

夏至まであと一週間です。 「お母さん、昨日、蛍飛んでたよ」と報告を受けて、そういえば今年は蛍を見逃してしまったと気がつきました。 慌てて暦を繰ってみたら、七十二候「腐草為螢」(腐れたる草蛍となる)の最中です。 箕面川の支流に出てくる蛍の見頃は、…

いつも心にヒーローを

京都・東林院で「沙羅双樹の花」が見頃を迎えている。と、新聞に載っていました。 ナツツバキは一日花だとか。うちの泰山木の花も一日花。 美事に咲いて、散っていく潔さに、世紀末という不安が渦巻いた平安時代末期の人々が託したものを感じます。 ドームに…

ありふれた幸せ

「雑巾はもっと固く絞りなさい」 「扉はもっと静かに閉めなさい」 「後ろ指、指されるようなことしてはいけません」 などなど、母に言われた小言は数知れず、それでも、今となっては殆ど忘れてしまったような。 つらくて泣きながら、草抜きした日のことも懐…

休息日

昨日は奇跡の夕焼け空だったよと、娘から聞きました。 一期一会。 誰かからのご褒美は、出会った人だけが受け取ることのできる宝物です。 一夜明けて、今朝の散歩道。 こんなおめ目に遭遇したら、胸キュン。雀は人間に慣れるといいますが、ひょっとして、庭…

「庭の教え」を読んで

「ごきげんよう」(ご機嫌よろしうお過ごしですか)。 自分の機嫌は自分でつくる責任があるという、昨日の続きでも、デヴィ夫人の真似でもありませんが、朝から、ごきげんになることがありました。 というのは、『致知』の今月号の「巻頭の言葉」が、後藤俊彦…

やわらかな心のひだ

蝋梅に実が生っていました。 あの香り高い花から想像出来ない粗忽な実の色と形。しかも、有毒だなんて。 形のかわいらしさを愛でるだけにいたしましょう。 今朝の『らんまん』ご覧になりましたでしょうか。 衝撃的な言葉の数々が、まだ覚めきっていない頭を…

むかしむかし、浦島は♪

関大では、まだヤマボウシが咲いていました。雨に煙る空気の中で見る白い花は、目を引きます。 暗がりに咲くドクダミも、樹上の泰山木の大きな花も好きです。 さて、秦の始皇帝が生きたのは紀元前246年~210年とされます。ということは、中国の歴史上初の統…

「芒種」

今日から二十四節気の「芒種」に入りました。 “芒”とは、稲など実に針状の芒(のぎ)がある穀物のこと。その種を撒く時期がやってきたことを教えています。 また、七十二候は「蟷螂生」(かまきり現る)です。 あと二週間で夏至になることを感じて、動植物は急い…

若者たち

ヤマボウシの実の色のかわいいこと。みんな立ってるのはどうして?創作とはまるで無縁の私だから、自然の造形力に感動できるのかな。だったら、能力がないということも、神の恩寵の一つかもしれません。 さて、運動神経は母親次第といわれます。責任重大の母…

水月公園にて

朝の絹雲に見惚れてしまいました。 陽が上るにつれて消えていく空のドラマ。その一瞬に出会える幸せ。 そんなことに心動かされ続ける自分でありたいと念じています。 さて、今朝は、昨日行きそびれた水月公園に、またまた、わんこ連れで行ってきました。 朝…

「ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ」夫人

無事に雨があがって、輝く朝を迎えました。 閉じこもりから解放されて、散歩に行きたい気持ちはワンコも同じだったみたい。 キュンキュンと鼻を鳴らされては、置いていくわけにもいかず、一緒にアリーナまで行ってみました。 田植えが終わっている場所が多い…

竜神様へ

職場に向かう道端の植え込みの中に、こんな花が咲いていました。 アストロメリアプルケラ、別名、百合水仙という花で、持ちがいいことから花屋さんでも見かけるアストロメリアの原種だそうです。 たった一株咲いていましたが、球根で増えるらしいので来年に…

夕空と遊ぶ

昭和3年、辰年生まれのおばあちゃんと、店頭の服薬指導を逸脱して、いっぱいお話しました。 おん年、95歳。 母も生きていれば同じ年齢です。話せば話すほど、この老女の元気さに母と同じものを感じました。 なにせ、勢いがあります。 二週間ほど前に、コタツ…