こころあそびの記

日常に小さな感動を

青鬼さんの心

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 今日は節分。
 立春立夏立秋立冬。それぞれの季節の区切りを迎える前の18日間を土用として、変化に備えるための養生期間とした先人の思いやりを感じます。
 即ち、今日は冬の土用の最終日。皆様、春を迎える準備はよろしいでしょうか。
 今年の節分が2月2日になったのは、太陰太陽暦を元にした暦の調整のためとか。24節気×14日=336日。つまり毎年少しの余るため、閏年に調整するようですね。
 おかげで、今年の春節祭は今月11日です。いつもの年より遅いので、節分で鬼を追い出してから、お正月(旧正月)を迎えるという正当な順番です。良い年になることを期待したいものです。
 でも、今年ほど鬼退治を願う年もないのに、東北のナマハゲも、京都の吉田神社の方相氏も出番なしとは残念極まりないことです。
 仕方がないので「泣いた赤鬼」を出してきて朝から読みました。ツンとなりました。
 友から、仲の悪い姉妹でも、兄にお嫁さんが来たら仲良くなると聞いたことがあります。わる者の登場は姉妹に連帯感を持たせるからでしょう。
 今、コロナ禍にあえぐ地球人は手を携えて乗り越えなくてはならない時です。
 そんな朝に飛び込んできたニュースは「アウンサンスーチーさんの拘束」です。
 コロナという鬼退治がたとえ叶ったとしても人間は仲良くできないのでしょうか?青鬼さんの努力が無にならないことを祈るばかりです。