こころあそびの記

日常に小さな感動を

立春大吉

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 昨夜のこと。
 孫たちが嬉しそうに“鬼滅の刃”のお面を被って見せてくれました。聞くと、パパとママがダウンロードしてプリントアウトしてくれたとか。
 子ども達を心豊かに育てることに手間を惜しまない親達の姿をありがたく思ったことでした。
 ところで、孫たちは鬼の住処を知っていたかな?住処かどうか分かりませんが、鬼門という言葉があるように東北の方角からやってくると考えられています。
 何故そう思われたのかというと、丑(北北東)寅(東北東)の方角=東北は丑という季冬と寅という孟春がタッチ交替するところです。つまり、陰(冬)と陽(春)が入れ替わるという方角です。
 冬至の日の日の出は東は東でも一番南寄りでした。今はその頃から随分真東寄りになって、来月の春分には真東になり、そして夏至には一番北寄りの東北から昇ってきます。それ以上北寄りにならない。東北は太陽(陽)の北限で、夜と朝を分けるところです。
 ここから始まるという場所だから、鬼門と畏れ不浄を嫌ったのは当然かもしれません。
 今日は立春、夜明けです。これから太陽はぐんぐん力を増して、一日一日陽が増えていきます。
 ロシアでは2月を「光の春」と呼ぶそうです。寒く暗かった冬から明るい春への転換が彼の国ではどれほどの喜びでしょう。
 人間だけではありません。すべての命が目覚めるのです。眠り姫のお城の魔法がとけるあの瞬間です。あたりに光が満ちてきてみんなが希望に胸ふくらませる春です。
さあ、元気いっぱいスタートしましょう。