今日は陽光があたりにに満ち溢れていました。その証拠に、お大師様もこんなに光を纏っておられて、今日お参りに来て良かったと思いました。
8歳の男の子のこんな詩が「朝の詩」に取り上げられていたのは一週間ほど前でした。
《それはムリ》
ママのおひざにのったら
ギューてしたり
チューってしたりしてくる
「もーやめて」
っていったら
「そうちゃんが
のってこんかったら
しないよ」っていう
でもな、ママ
それはムリ
なんと微笑ましい情景でしょう。一読してこの子がいい子に育った姿が見えた気がしました。
子供は早く自立させた方がよいとか、アメリカ式に寝室は早く分けた方がいいとか、戦後は言われ続けて信じられたこともありました。
しかし、それは全く必要のないことだったのです。
子育ての要諦は、できるだけ長い間、膝に乗せること。息子が乗ってくる間は中学生でも乗せてやる。そうした子は自然と親離れして、ちゃんと彼女に乗り換えられる。母親から彼女へのスムーズな移行はたっぷりな愛情だったのです。
体の接触が子供にこの上ない安心を与えます。そして、そうした行為の際に、親の温かさだけではなく、何故か親の思いも伝わってゆくようです。
”以心伝心“ 言葉を使わなくても伝わるものがあります。膝に乗せながら、良い子に育てと願う親心は絶対に伝わっていきます。
難しい育児方法を勉強しなくてもいいんです。子どもが巣立つまでは傍に居て膝に乗せてあげてください。
心満たされた経験が自分を大切に思い自己肯定できる人間に育つと思うのです。
そうちゃんみたいに言える子供が増えたらいいな。