こころあそびの記

日常に小さな感動を

新年快乐

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 新年明けましておめでとうございます。
 真夜中にふと目覚めて時計を見ると、ジャスト零時でした。こんな事あるんですね。体と天の気が一致したようで、吉事が始まる予感にうれしくなって、そのまま寝入ってしまいました。
 今日は旧暦のお正月、春節です。
 何のこと?と思う人は空を見てお月様を探してみてください。そうなんです。今日は新月閏年の調整がはいったので、今年はいつもの年より少し遅いスタート。
 太陰暦はお月様の一巡りが一単位ですから、今日からの次の新月までが1月です。
 中国語で週のことを星期と呼んでいるくらい、彼の国は星の観察に長けていたようです。太(陽)、月、火(星)、水(星)、木(星)、金(星)、土(星)。地球に一番近い七つの星を、望遠鏡もなしに恒星だとどうしてわかったのでしょう。その不規則な順行を見定めた古代人の凄さに感服するのです。
 暦は農歴といわれて、もともとは種をまいたり、作物を育てるタイミングや気をつけることを教えるために作られた日めくりです。
 そういえば、そろそろ今年初めての田起こしがなされた田んぼを見かけるようになりました。来週には、二十四節気の「雨水」。この雨水で冬の間凍って堅くなった土を起こして、空気を入れて柔らかくすると教えるのが暦です。
 旧暦の1月(孟春)、2月(仲春)、3月(季春)、以後、3ヶ月ごとに夏、秋、冬と続きます。この四季の数え方を意識していると、古い書物や歌の理解に役立つように思います。
 「孟春正月 万物和悦」《礼記 月令》
 携帯から引いてみましたが、いかがでしょう。