こころあそびの記

日常に小さな感動を

こんな日だから・・

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 ちぎれ雲が青空にポッカリ浮かんで、オーイ雲よ!と呼びかけた詩人の心になりきれるような朝です。
 こんな日だから、楽しいお話をしましょう。
 これさえ見ればハッピーになれてしまう内緒話です。
 それはね、三國シェフのYouTubeです。あの笑顔、あのキャラ、あのお話しぶりが明日もいい日に違いないという魔法の国に誘ってくれます。
 只今、飲食業は休業を余儀なくされている所も多いとの報道を目にします。三國シェフのお店も去年は大変なことになったようです。
 その時、スタッフが発案されて毎日一品YouTubeが始まりました。もう半年になるそうです。すでに十二万以上の人が登録、楽しみにされています。
 三國さんは北海道増毛町出身とか。中学を出てすぐ料理人の修業の道に進まれ、二十歳でスイスの日本領事館の料理長に抜擢されたそうです。
 料理の腕もさりながら、彼の人柄に魅力があったに違いないと画面を見ながら一人合点しています。
 そして、なんとそのスイスへ送り出した人が帝国ホテルのあの村上シェフだったとは驚きました。
 本格的な料理本もなかった娘時代に唯一大切にしていたのが村上シェフのご本でした。美しい写真や楽しい散文がしっかりした装丁の豪華本の中に込められていました。
 中でも、繰り返し読み込んだ「ハンバーグ」や「ロールキャベツ」は私の中に染み込んでいますから、今でも洋食の基本は村上流だと思っています。
 三國さんが村上シェフが師匠なんですと告知された時には、なぜこの人のYouTubeに縁ができたのかが一発で了解できました。二人は風貌も話し方もそっくりです。
 お料理を美味しくという夢を授けるには、画面から溢れる元気さと明るさと幸福感が必須です。
 見てるだけで楽しくなってしまう。そこが三國さんのYouTubeです。毎回、最後の決め文句は「goodです。どうぞ!」大きな体で手を広げて笑ってすすめられます。
 よっしゃ、明日、作ってみよう、と思わずにはいられません。