自粛生活が長くなりました。体の不調を訴える方はその原因が巣籠もりにあることを自覚されています。身体機能低下だけでなく心に鬱積するストレスが原因です。
動物というくらいですから、動き回ることがその習性です。じっとしていては体の機能を退化させてしまうことでしょう。
自分を守る最高の健康法は散歩です。散歩は早朝がベストと教えられています。何故なら、まず大気が澄んでいるから胸いっぱいに深呼吸ができます。それに、朝の光で目覚めたばかりの自然の姿や小鳥の活動などに季節を感じ五感をくすぐられます。それが体を調整してくれるのです。
いいことづくめの朝に散歩をいたしましょう。
「だって、今はそんなことすべきでない時でしょう」という向きもあるかと思いますが、早朝、人気のないご近所を歩くことのどこが密になりましょう。
自分のいのちは自分で守るもの。息吹きを吹き込んでくれる朝からパワーをもらいましょう。それこそがあなたオリジナルの最高のお薬です。
今朝も暗いうちから愛犬と一緒に歩き回ってきました。
近くの梅林で日の出を迎えて思い出した一句は
「梅が香に のっと日の出る 山路哉」松岡芭蕉
でした。国語が苦手でしたのに、こんな年になってふと思い浮かぶのです。
高校生だったころ、国語の先生が授業中に文章を読み上げては一人ごちておられるのをぼーっと見ていました。先生の癖かなと思っていました。今になって分かります。言葉を味わっておられたのですね。
そんな記憶も辿れる朝の散歩をお勧めします。