こころあそびの記

日常に小さな感動を

聖火リレーGOGO!

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芸術は爆発だ」と叫ぶようにおっしゃっていた岡本太郎さんは、大阪人にその魂をぶち込んで下さった恩人です。
 彼は大阪万博会場のお祭り広場に今も力強く立ち続けている「太陽の塔」を残して下さいました。50年間、そして今日も見上げる人にエネルギーを分けてくれる大阪のシンボルです。管理費がかかるから壊そうなんて言った人はだれですか?
 形あるものはいつかは壊れる日がくる宿命にあるとしても、あまりに短絡的な文化破壊は許せない気がします。
 形あるもので、長らく評価されなかったものが東北の縄文土器です。一万年以上前に作られた世界に類を見ない「火焔型土器」を「なんだ、コレは!」と世に知らしめた人が岡本太郎さんです。
 いつだったか、兵庫陶芸美術館を訪れた際に、「縄文土器岡本太郎の企画展」に遭遇して、その時に初めて彼の着眼がいかに凄いことかと感動しました。
 炎のデザインは何を意味しているのか今もって不明です。木の実の採集、狩猟、魚取りというイメージからかけ離れた情熱。否、だからこその情熱だったのかもしれません。
 今日から「2020東京オリンピックパラリンピック」の聖火リレーがスタートしました。
 沈みがちな人々の心をきっと励ましてくれるに違いありません。斜めにしか見られない方もおられるでしょうが、心を一つにすることが、こんな日々だからエネルギーになると私はワクワクしてこの町を走る日を待っています。
 開会式の聖火台がこの「火焔型土器」だったら、どんなに嬉しいことか。日本の原始の姿からみんなでパワーをもらって元気になりましょう。