こころあそびの記

日常に小さな感動を

ワクワク!

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 「人間は大自然の一員である」ということをどうにかして伝えたいと常々思っています。
 アメリカで見た地平線からの日の出でなくてもいいんです。山に囲まれた盆地で、朝、山から昇った太陽が天空をめぐり夕方には西の空に沈んでいく。それを感激して見られる人は幸せです。
 私たちが太陽のめぐりに合わせて生きていることをご自身の体が知っているからです。
 誰でも、立ち止まらざるを得なくなる時があります。そんなとき、ちょっと思い出して欲しい。自分が自然の一員と気付いてほしい。
 花々でも、樹木でも、小鳥たちでも、空の様子でも、働きかけているものは溢れています。あなたと共鳴できる何かがきっと待っています。
 それに気づいてくだされば、何かが変わると信じていますが、生来、健康に恵まれている自分では説得力がありません。
 ところが、今朝、凄い人がラジオでお話しされていました。
 今年度の植村直己冒険賞を受賞された「稲葉香」さんです。思わず、車を路肩に停めて聞きほれました。
 難病のリウマチを18歳で発病されたにも関わらず、自分の可能性を存分に発揮してチベットに魅せられておられる姿に、久しぶりに興奮を覚えました。
 チベットに行っている間は痛みを忘れるという彼女のお話しは、大切な示唆をもっています。
 パーソナリティの道上洋三さんも、冒険話(はもちろんのこと)よりも病気のところが気になったようでした。
「そこを研究すれば、ノーベル賞ですよ」と彼女に言い渡されたほどでした。
 自然の中に解き放すことが精神を和らげることは、西健康法など昔から実践されてきました。
 稲葉さんの場合もまずは自然のリズムを取り戻して過ごしたこと。心が何が何でもやりたいと思うことを実行している自分にワクワクしていることが効を奏したのでしょう。
 私たちの心と体はなんと強く結びついていることかと認識を深めたことです。
 今日、来られた患者さん情報では、一週間で二時間半以上運動している人はコロナが重症化しにくいと英国の学会が発表しているとのことです。
 体を生き生き動かすことが、心を健やかに保てる方法です。反対に、心が縛られてなければ体は動き出したくなるものです。
 こんな時だから、きびきびと動きましょう。心軽やかに過ごしましょう。