こころあそびの記

日常に小さな感動を

やさしいSDGs

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 今朝は朝から快晴。
 なのにちょっと寝坊して庭に出てみたら、ムクドリ数羽が藁集めの最中でした。嘴にいっぱい、それ以上は無理でしょというくらいにくわえて飛び立って行きました。
 バードウィーク間近かです。ふんわりベッドができますように。
 家庭菜園では写真(上)のように、アゲハチョウが土の上で何やら不可解な動きをしています。昨日植えたばかりですから、苗に卵を産みつけるわけではない様子です。
 携帯で調べたら、土から窒素やナトリウムを摂取する仕草かもしれないとのこと。それはオスの精力維持のためではないかということでした。なるほど。
 自然界はよくよく観察すると尽きない興味に溢れています。それぞれに工夫を凝らして生きています。
 面白いことに、それは目の眩んだ大人では見えず、子供の目には見えるということが興味深いところです。純粋な目で見た疑問をシェアしてもらえるから、NHK子供電話相談のファンです。
 「先生、なんでバラにはトゲがあるのですか?」
 そんなことを子供から訊かれたら、とっさになんて応えましょう。
 電話相談の植物部門の回答者である田中修先生は著書『植物はすごい』の中で次のように話されています。
 「子供の眼差しは真剣です。子ども達は優しい目と愛おしく感じる心で植物を見ています。鋭いトゲで身を守るという答えでは子供の心を育てることにはなりません。その子がなにを持ってそう感じたかを聞いて、子供の想像力の芽を摘まないように答えることも必要です。」と。
 なるほど。素人の私は何を聞いても面白くてためになるなぁと聞き流していましたが、そんなことまで考えて応えておられることに感動いたしました。
 更に、「私たちの体の栄養になってくれるばかりか、五感を潤して心の栄養になってくれている植物たちの生き方に思いをめぐらしてほしい」とも書いておられます。
 SDGS、持続可能な共生とスローガンが一人歩きしないように、まずは子供たちを見習って日常の中で出会う生き物たちを見つめることから始めましょう。
 虫や植物を含めて他者のいのちが生きていることを知れば、自分のいのちの尊さがより深く理解できるように思います。
 明日は子供の日NHK子供ラジオ電話相談は「SDGs ~たくさんの生き物が生きている素晴らしさ~」がテーマです。