Some say love, it is a river♪・・と憂いを含んだ旋律で始まる「ローズ」。”愛“の意味を問いながら、愛は、いつか花咲くバラの花だと終わります。
I say love, it is a flower
And you, its only seed・・
In the spring becomes the rose.
好きな一曲です。
思い出すのも憚られる歌の発表会で、緊張のあまり声が出なくなったことがありました。悲し過ぎて、しばらくはこの歌が歌えませんでした。
そんなことを久しぶりに思い出した朝でした。
なぜか。それは、お天気に誘われてフラフラ散歩してたら、住宅街の中の小さなバラ園に迷い込んだからです。
そうとは気づかないような、荒れた印象の入り口を入ったら、まぁ、たくさんの種類の薔薇が色とりどりに5月の朝陽を浴びて咲いていました。
どなたが、お世話されているのでしょう。
植わっている土が見るからにホカホカして、お花が喜んで咲いていることがわかりました。公共の公園をみんなの憩いの場所に作って頂いているどなたかに感謝しながら、拝見しました。
園芸の達人の一人、ターシャチューダーさんの最後の夢が薔薇の育成です。それ程、薔薇は難しいイメージです。
実際、何でもしたがりの私も挑戦したことがあります。宝塚のバラ園で講習を受けて・・
それはそれは、手間暇かかることでした。
病気から守るためには、殺虫剤の散布が欠かせません。虫を見つけたら取り除き、水は毎朝お伺いを立てて与えます。センスがないから、誘引作業も大変です。
そんな経験をしたから、「星の王子さま」の“一本のバラ”の意味の真実を理解できたと思っています。
愛を込め、心を注いだから、君と僕は一本の糸で繋がっている。夢の作り方と似ていますね。
ちょっと派手すぎて苦手という向きには、野バラという原種があります。海辺に咲くハマナスもモッコウバラなどの可憐なお花もバラです。
5月は薔薇のシーズン。
今朝、教えてもらわなかったら、うっかり忘れるところでした。
春咲きのオールドローズも四季咲きのイングリッシユローズも、もちろん野バラも咲く季節です。
雨が花弁を濡らして水玉を作っているのも美しいことです。近くに咲く薔薇があなたを待っていますよ。