こころあそびの記

日常に小さな感動を

わかっちゃいるけど・・

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 水を満々と引き込み、植え付けの準備が整った田んぼの中の一本道を向こうから、ポールを上手に使いながら歩いてこられる男性と目が合いました。
 「おはようございます」
 「おはよう、しばらくこの道を通らなかったから、知らなかったよ。こんなにひどい雨だったんですね」と、横を流れる小川のなぎ倒された葦をご覧になっていました。
 「でも、また、もどるんですよね」と私。
 「そうです。自然はすごいですよ、見ていましょう」そう言って去って行かれました。
 同志に会った!と嬉しくなりました。手を差し伸べなくても、横倒しになった彼らはきっと起き上がってくる。
 いい朝だなぁ。こんな人に会えると今日も頑張れそうに思うのです。
 

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 さて、梅雨のお天気に負けていませんか。洗濯物の乾きの悪い日は身体の中の水も抜けないことを意識しましょう。
 そうと知っておくだけで対処の仕方が変わるかもしれません。

 大食漢の私が一番苦手なfastingのお話をいたしましょう。breakfastのfastです。前日の夕方から絶食して、次の日の朝ごはんでその絶食を破るからbreakfastです。
 
 「腹八分で医者いらず
  腹六分で老いを忘れる
  腹四分で神に近づく」

 わかっていても、実行しづらいのが食べないことです。
 オバマ前大統領、ビルゲイツ氏、たけしさん、タモリさん、GACKTさん。この方々に共通するのは少食を実践されていることです。
 少食や絶食がどんな好影響を身体に及ぼすのでしょう。
 ライオンをはじめとして、野生動物は内臓がまだ動き出していない朝は食事を取らないそうです。我が家の犬も、具合が悪ければ、食べません。
 なのに、人間はそれができません。目の前に美味しい食事が用意されたら手がでる習性から抜け出せないのは食糧難時代の悲しい性が残っている証拠です。
 古い時代から偉人といわれる人達は食べることを戒めてきました。現在の研究でも少食が良い影響をもらすことが次々と発表されています。
 例えば、戦時中の食糧難を経験した人には長寿遺伝子が備わったと聞いたことはありませんか。
 妊娠中のつわりは、赤ちゃんのいのちを守るために必要な絶食期間と聞いたことはないですか?
 食べ過ぎの現代人には耳の痛いことばかりです。
 自然治癒力の原点は腸にあります。腸の酷使は免疫を下げます。
 タモリさん達みたいには出来なくても、食べ過ぎたら一食パスするというところから始めてみてはいかがでしょう。
 梅雨と自粛生活で、身体は負担を強いられています。
 その負担を少しでも軽くするためには少食を心がけることが大切かと思います。
 言うは安し、行うは難し。自戒する日が続いています。