こころあそびの記

日常に小さな感動を

「杏☆漢方セミナー」を始めた理由

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 「杏☆漢方セミナー」を始めようと思ったのは、漢方薬を啓蒙したかったからではありません。
 東洋哲学に触れて、健康の元は何かということが、うっすら分かったからです。
 できることなら、一人でもいい。健康に過ごす方法を知ってほしいと思いました。
 先日も、私より高齢者から相談を受けました。 
 「こんなマットレス、どう思いますか?」
 すべては自分でチョイスする事ですからお応えは避けました。ご承知のように多種多様な健康法と情報が巷に溢れています。迷子になる危険性は誰にでも襲いかかります。こんなとき、何を基準にすればよいのでしょう。
 それらとは一線を画するとっておきの健康法で、たとえ病気になっても健康でいられる。そんな方法をお知らせしたくてセミナーを立ち上げたのです。
 私は東洋医学を入り口として、そのことが分かったのですが、山の頂上を目指す道は十人十色です。
 
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 今朝、ラジオに出演されていた安藤美冬さんの若者らしい登頂法に、ついつい聞き耳をたててしまいました。登山道は違えども、目指すところは私と同じだと思いました。
 彼女はスマホを遠ざけることによって、大切なものに気づいたと話されました。
 現在、コロナ禍で、大学生は大変な状況にあると漏れ聞きます。
 授業もサークル活動もなく、友達さえいない大学生活を、誰が想像したでしょう。何のために頑張って受験生活に耐えてきたのかと思っても不思議はありません。
 人と繋がる方法を模索する毎日、若者はSNSがそのさみしさを埋めてくれることは決してないことに気づき始めています。
 先の、安藤美冬さんは以前は一日中SNSで発信して10万人のフォロワーを誇っていたそうです。それが、あるときから、これは何かおかしいのではと感づいたといいます。
 何のためにこんなことをしているのか。誰のために生きているのか。
 そうだ、スマホを封印してみよう。
 そうしたら、空がこんなに美しいことにびっくりするようになり、自然とお話できるようになったとのこと。
 人と繋がることが良いことだと喧伝されているが、繋がりでがんじがらめになる人間関係から離れてみよう。  
 離れて分かったことは自分という確かな存在のことです。一人残った自分とは離れられないことを知ります。
 たとえ、荒野に一人ぼっちになったとしても、自分という存在は最後まで道連れです。
 この世で一番大切なものは自分だったのです。
 自分を愛すことに気づく人が一番幸せな人なのです。
 他人にやさしくできるのは、そういう人であることは古来から言われる真実です。
 あなたは、どこから、なにから、そこに至りましょう。
 私は「人間は大自然の一員である」という言葉から、目覚めました。
 べつに登山するわけでもなく、ましてやサーフィンできるわけでもありませんが、ふと見上げる空が私に語りかけてくれるから孤独はありません。
 心が満たされていれば、この世の怖いものや悩みなどは些細なことです。
 健康に過ごすためには、自然を友達にすればよいと心底信じています。それがすべてだと思っています。
 あなたは、どの道からこの頂上を目指す旅を始めますか?