今日はローカルニュースです。
秋祭りの情報を散歩途中でゲットした私は、日没後の道を孫たちを連れて意気揚々と出かけていきました。
去年からお祭りというお祭りが中止になって、お囃子を忘れたような感覚になっていました。が、神社に入ると懐かしいお囃子の音に、体が反応します。
お祭りはいいなぁと心から思いました。
昔、小学校の同級生の男の子が台車の上で威勢良く太鼓を叩く姿が、失礼ですが、あまりにいつもの彼とかけ離れたかっこよさでびっくりしたことがあります。神社のお祭りは神事です。太鼓のリズムが高揚感を誘い、神様に奉仕する子供になりきっていたのでしょう。雑念がないとき人は美しくなれる証を見た思いです。
孫たちも氏神様の秋祭りで太鼓を叩かせてもらったことがあります。
その後、コロナで中止を余儀なくされていることを思えば、孫たちがそんな貴重な経験をさせてもらったことはありがたいことでした。
この神社のお祭りのクライマックスは、太鼓を叩いた稚児たちの「宮入り」です。それぞれのお父さんが肩車をして本殿に入っていきます。そして、神様の前でお祓いと、健康に育ちますようにと祈願してもらうのです。
生涯、思い出すたびに親や参加者との絆を感じることができることでしょう。幸せな経験ができたことに感謝いたします。ありがとうございました。
言うまでもなく、お祭りは地域の人達の賛助がないとできません。
コロナで「今年はどうする?」という話し合いが去年から続いてきました。春なのに、秋なのに、春なのにを繰り返して、ようやく「やってみよう」とお祭りが開催される地域が出てきたことはうれしいことです。
誰がうれしいより、子供がうれしいのが一番です。
昨日も、子供たちの元気な声が境内の明かりに負けじと響いていました。日が落ちて出かけるお祭りは、子ども心に忘れられない残像を残します。それがまたいいのです。
春日神社には、天照大神、豊受大神、菅原道真、素戔嗚尊、お地蔵さん、大山津見神、お薬師さんが鎮座されています。孫たちとすべての神様に参拝したことで、祖母の務めを全うできたように思って安堵しました。