こころあそびの記

日常に小さな感動を

セミナーの再開に感謝!

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 ご存知でしたか?
 子供がピーマンを苦手な理由。
 これも田中修先生に教えてもらったことですが、青色のうちは未成熟で、まだ食べないで!と苦味で自分を守っている状態だそうです。だから、子供たちに不人気なのです。
 熟したら虫さんたちに食べてもらって種を運んでもらわなくてはなりません。そこで、赤くお化粧して、味は甘くして、さぁどうぞと誘うとは、植物の計り知れない知恵に脱帽するばかりです。

 ということで、本題なのですが。
 このブログ名にあるように、本来は漢方を元に、古代の知恵を現代に生かしていただけたらとセミナーを始めたのが十年前くらいになるでしょうか。
 それが、去年からのコロナ禍で中断を余儀なくされていました。慣れは恐ろしいもので、セミナーを再開しようという気持ちがなくなりそうになっていました。
 今回の緊急事態宣言の解除を契機に再開しましょうと、どなたかが言ってくださらなければ、重くなった腰は上がらなくなっていたことでしょう。
 ありがたいことに、いつもセミナーに参加くださる方々の御言葉に後押しされて、本日やっとの思いで再び扉を開けることができました。
 本当にありがとうございました。
 お変わりない面々のご様子にこちらの方が元気を頂戴したひとときでした。
 そして、上の写真のピーマンを「女房が家庭菜園で作ったものです」とご好意まで頂戴いたしました。
 瑞々しい緑色と赤色は絵になります。
 
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 当節、世の中には健康法が溢れています。
 健康になりたくない人はないわけで、なんとか極意はないものかと探し回っておられる方をよくお見かけします。
 運動することが良いといわれたら、素直な人ほどがんばってしまいます。自分に合っているかどうかは自分しかわかりません。却って、身体を傷めたり、活性酸素を作ったりということもあります。
 自分に無理をさせない、けれど楽をさせない。
 そのポイントは、自分が楽しいかどうかです。
 
 本日、セミナー出席のある男性の楽しいお話しを伺いました。
 彼のとある一日。始発電車に乗って河原町へ。そこから朝風呂が終わらないうちにと西京極の突き当たりにある銭湯まで走ったといいます(とはいえ、そこはご老体ですから)。
 首尾よく、入湯したら、ご近所さんが入ってくるたびに「おはよう」と挨拶を交わされる場面を目にしたと、うれしそうに話されました。
 彼の時間の使い方と、笑顔と好奇心は真似ができない能力ですが、そうか、そんな風にしたらいいんだなとヒントはもらえそうです。
 
 健康は、医療の力だけでも、スポーツの力だけでもないと思っています。幸せを感じる力が脳内に幸福ホルモンを出させて、結果、元気が湧き出してくる。それが、健康の秘訣だと信じています。
 
 今日は、こんな話も出ました。
 「トイレに入るたびに感謝しています」と。
 健康の神様がおられるとしたら、こんな人を助けてくださるのではないでしょうか。
 いろいろと修行や鍛錬が流布しますが、究極は「感謝」であること、それが日常の中でできたら、それは完成に近づいている証拠です。まさに、道元禅師のお言葉の実践です。
 
 健康であるために、運動や食事以上に大切なもの。それは心の持ち方です。  
 それでも病む日がやってきたらどうするの?
 日頃から朗らかで「感謝」している人は、病になっても病人にならないのです。
 そんなたくましさを持って生きている人が、このセミナーの参加者であること。そのご縁に心から感謝しています。