こころあそびの記

日常に小さな感動を

黒豆枝豆と健くん。

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 丹波篠山から、「黒豆枝豆」が送られて来ました。
 今月に入り、解禁日に人が並ぶ様子をニュースで見ても、それは余所事。自分は仕事もあるし行けないなぁと諦めていました。
 ところが、私が涎を垂らしていることが神様にばれたのか、送ってくださる方とご縁ができました。
 次男のお嫁さんのご実家です。
 収穫期間はたったの二週間。収穫量も決まっているので、本当に貴重なお豆です。それなのに、こんなにたっぷりいただきました。
 仕事が休みの今日は朝から、作業に取りかかりました。
 鞘の端をパチンパチンと切っていると、なんだか炉端で夜なべ仕事をした昔の人になったような気がしました。
 その間に沸かしておいたお湯に、投入!
 テレビ画面の端っこに表示されている時計とにらめっこして、すばやく上げて冷ましました。
 冷めたら、ジップに入れて冷凍して、一連の仕事は完了しました。
 やりきった感、満載の朝でした。

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 さて、次は何しようかな?
 少しの逡巡のあと、『護られなかった者たちへ』に決定しました。
 せっかく黒豆枝豆で温めたハートが冷めそうだから、二の足を踏む思いもあったのですが、そこは、健くんの応援団員として、ちょっとがんばりました。
 『るろうに剣心』の彼は勿論知っていましたが、なんといっても、おばさんは、否、おばあさんは毎朝ワクワクさせてくれた『半分、青い』が好印象でした。
 あれから、三年。彼の胸の内を知ることは叶いませんが、岐路に立っておられるのではと老婆心を巡らせていたので、このシリアスな映画に出演しようという彼の決意に応えてあげたいと思ったのです。
 映画は淡々と描かれていました。苦手なシーンは目を伏せて拝見しましたよ。
 東北大震災の被災者の実情を垣間見ることができました。小さい子供が親を亡くして、その日からどうやって生きたのだろうと胸詰まる思いでした。
 そっか。『半分、青い』に出てきましたね。
 佐藤健さんは、そのシーンを深く胸に刻まれていたのですね。その真摯な心持ちが彼の持ち味であり続けてほしい。彼の生き様が、どうかこれからも世の中に受け入れられるものでありますように、そう切に願った映画でした。
 がんばろう!健くん。