今日は七変化する雲が楽しめますよ、とラジオ情報が流れてきましたが、果たしてどうだったのでしょう。
仕事で部屋の中にいると、大好きな空が見られなくて無念です。
朝刊の投稿者のお名前に「蘭」と書いて「アララギ」さんとお読みする方がおられました。蘭は花のランではなくて、別名「イチイ」という常緑針葉樹だそうで、榊がない北海道などは、この枝を玉串に使うとか。
神社で見かける大きな木である一位樫とは違うようですから、ややこしいことですが、こういうことで一つずつ教えていただけるのはありがたいことです。
ところで、NHK「日本人のお名前」という一つの番組ができるくらいですから、日本人の名前は読みが難しいだけでなく、それぞれの由来に多くの人が興味を持つようです。
私もめずらしいお名前を見かけるとついお尋ねしたくなる質です。涼やかなお名前の主が爽やかなオーラを放っておられたりすると、なるほどと独り合点したりするわけです。
先日も「慈地さん」に遭遇して、根ほり葉ほりお尋ねしてしまいました。もちろん、相手がお嫌でなければです。幸いにも彼女は説明したくてたまらなかったようですのでラッキーでした。
この珍しいお名前は島根県浜田市の一族だけが名乗っているそうです。いかにも、ヤマタノオロチの伝承の土地柄だと興味深く拝聴しました。
その女性はこの名前が大好きで、結婚に当たっては遠縁の同姓の方に嫁がれたといいますから、どれほど好きで誇りをもっておられるか推察できるとともに、羨ましく思いました。
さて、薬局の仕事の一つに、薬を渡すだけではなく、医院で受けた緊張を緩めることがあると思っています。相手をよく見て、お話ししたいことがあるかどうかを判断するのも大切です。
先日の男性が、ニコニコ顔でお話下さったことは。胸部大動脈解離という緊急を要する症状をすんでのところで助けられて一命を取り留めたこと。
その後、心臓の大動脈弁の動きが悪くなって、ちょっとの負荷でもしんどくなったので、今度は人工弁の置換手術をして、ペースメーカーも入れてます。
今、生きておられることが奇跡という方でした。
それでも、終始笑顔で、とてもそんな大病を越えてこられたとは信じられないほどでした。お話しが弾んで、ふと、お名前を拝見したら「福島徳大」さんでした。
「いゃー、お名前に助けられましたね」
「みんなにそう言われるんです」
こうなると、姓名判断もばかにできないのか、それともたまたまなのか。
昨日の真子さまのご結婚日は、大安、大明日、神吉日 と最良の日だったそうです。宮内庁が総力を上げて選ばれた日だったのですね。お幸せに。