こころあそびの記

日常に小さな感動を

「初釜」と「書き初め」

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 お正月といえば「初釜」と「書き初め」ですね。

 その真似ごとを、子どもたちが子育てに忙しくなるまではやっていました。

 今年は、誰からともなく、「やってみよう!」「何年ぶり?」と言い出して、まずは「初釜」体験から。
 なんて、うそですよ。たまたま、寅年の干支茶碗が残っていたので、そんな無謀な話になりました。
 買った年さえ忘れた寅年のお茶碗です。それがこんなことで、みんなのやる気を出させるなんて、当のお茶碗が一番びっくりでしょう。
 なんやなんや!なにをするねん!急に引っ張り出されて、猛烈にグリグリされて、扱い方も何もあったものではありません。
 千利休さんに確実に叱られそうです。
 それでも、オーディエンスの喝采を浴びて、茶筅が折れるくらいにかき回して無事にいい具合に点てられたお茶は、思いのほか美味しくて、みんなの笑顔がはじけました。
 お抹茶が上等だったから、どう入れても美味しくなることは、内緒です。
 
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 お茶の次は「書き初め」です。

 孫の書道用具を持ち出して準備は直ぐに整いました。
 しかし、誰も先陣をきる勇気がありません。筆を持つのは何年ぶりという人ばかりですから当然のことです。
 「最初はグー」とじゃんけんで順番を決めて、スタートしました。それぞれ、何書こう?と悩みながら、一瞬に胆力を込めます。
 こういうのは、集中力を結集する一枚目が佳作になると、書道の先生に教わったことがあります。
 どうでしょう?今年の目標が一目瞭然で、リビングがなにやら華やいで楽しい空間になりました。
 
 この書を見る度に、今年一年、どんな事があっても耐えられそうに思える笑顔のお正月です。