本に囲まれていると安心する質ですが、手元に本がなくても勉強できる便利な時代になりました。ネットは怖い一面もありますが、役に立つツールであることに違いはありません。
ちょっと時間が空いたので、ネット徘徊してみましたところ、自分好みの意見をお持ちの先生の講義を拝見することができました。
多様性を大切にする昨今ではありますが、同じ方向を見ている人が居ると思うだけで勇気がもらえます。
体は自分にとって一番よい調子をキープしようと働いています。
それは、調子を調えるのは服薬に頼るという生き方とは異なる考え方です。
例えば、骨が折れたとき、薬は痛みを止めるという対処しかできません。体の中に入って、トンカチを奮ったり、セメントで固めたりして治してくれるこびとさんがいるわけでもありません。
骨をくっつけてくれるのは、自分の体であることを意識できる人は、その思いが患部に到達して順調に治ることでしょう。
どこの部位の異変でも体の治癒力が発揮されるのは同じことなのですが、特に目で見えるという意味で整形の先生が実感されることが多いのではないでしょうか。
湿布と痛み止め薬の処方しかお手伝いできないことにジレンマを持たれて、手術の方法が進化しています。
そう思いながら、徘徊していたら『100年足腰』という本を著された巽一郎先生に行き当たりました。
「自分の体は自分が治す」というご意見をお持ちで、うれしくなりました。
大人気の整形外科医でいらっしゃるそうで、今まで沢山の患者さんを診て来られました。その臨床経験から、膝痛が手術しなくても治る人を実際に診られて、体が治そうとしていることを実感されたそうです。
もちろん、体重コントロールや簡単な体操は指導されますが、それだけで多くの人が改善されるそうです。
私も数年前に膝痛を発症して、泣きたい日々を過ごしました。しかし、今現在、痛みはありません。どこかの名医にでも?いいえ。日にち薬で治ってしまいました。
だからこそ、声を大にできるのです。
病気のときも、健やかなるときも、体は日夜、不眠不休で働いて、老廃物を集めたり、不具合を元に戻したりしてくれています。当人がスヤスヤ眠っているときに、遺伝子の読み間違い箇所の修正までしていることをご存知ですか。
こんなに自分のために働き続ける体に感謝です。
ほめるには、ただほめるだけでは伝わらないと今朝のラジオで聴きました。労って、それから感謝するとよいそうです。
朝、目が覚めたら「気持ちよく目覚めさせてくれて、ありがとう」。
トイレに入ったら流す前に「夜中に働いてくれたんだね。ありがとう」。
がんばってくれている自分の体にありがとうと伝える習慣が、元気なあなたを応援してくれます。