お正月飾りを付けた玄関に小雪が舞っています。
お飾りをすでに外したお家もありますが、我が家は小正月の15日にとんど焼きに出すつもりです。
早まらないで良かったことが二つあります。
ひとつは、雪に濯がれる玄関を美しいなぁと眺められたことです。どか雪でご苦労されている地方には申し訳ないことですが、雪が舞う中で見た玄関飾り周辺はいつもと何かが違いました。凛とした雰囲気を感じさせる雪は、天からの便り。天上の美しさを彷彿とさせます。
大晦日の静けさの中、深い雪に埋もれたお寺に通じる階段を上る初詣の人々。「ゆく年来る年」で観る参拝者の一人に、いつかはなってみたいと思っています。
二つめは、雀たちがバタバタとこのお飾りに付いてるお米を食べに来てくれたことです。毎年、玄関が騒がしくなる日があります。なにごとかと出てみたら、稲穂が落ちていて、雀たちの仕業と分かります。
生きるために必死な小鳥たちの姿に年神様もにっこりお許し下さっていることでしょう。
ところで、近頃、散歩道にしている川にサギとカモの数が増えているように見えるのですが・・
この写真のアオサギの鋭い目は何を狙っているのでしょう。ちょこまか動かない、堂々とした佇まいです。
鷺はアオサギのほかにも、コサギなど、見た目も大きさも違うから、いく種類かいることが分かります。
でも、鴨は茶色一色なのでどれも同じと思っていました。
そしたら、先日、こんなきれいな鴨を見つけてしまいました。
知らなかった!知らないことを知ることは、どんな些細なことでも、うれしくて感動します。
いつも私が見ていた茶色い鴨の姿を”エクリプス“というそうです。
エクリプスとは日蝕や月蝕などを指す天文用語で”蝕“を意味する英単語。遡るとギリシャ語で姿を消すという意味らしいです。
茶色ばかりだと思っていた鴨たちは、異性に選ばれる必要がない季節だから、外敵から身を守るために茶色に変身して越冬していたのです。
ところが、恋の季節、繁殖の季節が近づくと、途端に個性を発揮し始めます。それぞれの種のユニークなカラーが見られる春になるのが楽しみです。
最後に、「幸せに過ごす方法」を一つ。
寝る前に今日見つけた小さな幸せを書き出すことが有効だそうです。
毎日くだくだとつまらない発見をして、それを喜びごとにしている私は今日も恥ずかしながら幸せに暮らせています。ありがとうございます。