こころあそびの記

日常に小さな感動を

お話会の報告

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 二ヶ月ぶりに、お話し会を開催しました。
 寒くて雨模様となれば、家から出たくなくて当然です。
 それを押して、スーパーレディと野草研究家がいらして下さいました。
 お二人には教えていただくことばかりです。
 まず、なんといっても、この季節が来れば思い出す”野蒜摘み“です。素人では見分けがつかない韮崎、ネギ、水仙と野蒜など。この参加者さんが遠足にお連れくださって、現地で教えて下さいました。
 今年もすでに生えているそうで、この老眼を駆使して探さなくては。散歩は無限の楽しみ方があるのです。
 それから、今朝のNHKBS『新日本紀行』で見た庄内平野に飛来した白鳥たちの話から、ごく近所の千里川に住むカワセミのお話へ。
 バードウィーク近し。小鳥の鳴き声に癒される春ですねと話は弾みました。
 来週あたりから咲き始める桜。「桜梅桃李」という言葉は、似ているようでも見分けは難しい。一つ一つに個性があることから転じて、自分らしい花を咲かせてほしいと「松坂桃李」と名付けられたという話へ脱線したりもしながら進行しました。
 桃といえば、不老長寿や厄除けのシンボルですから、桃源郷といえば、理想郷の表現に使われます。
 陶淵明(365~427)の詩『桃花源記』が今でも愛され続けているのは、人間の心の中に桃源郷があるからだと言われています。パラダイス。その存在を夢見るのは万人の楽しみです。
 日本では、浦島太郎伝説が有名ですね。

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 来週は春分。その先は晴明、穀雨二十四節気がすすんでいきます。
 晴明断雪、穀雨断霜。いよいよ寒さが遠のいていく季節を迎えます。清涼さを持ちつつも、光は満ち溢れるというさわやかな気候です。
 
 「くわっとふりそそぐ日光 
  冷たい風
 春と夏との二声楽(デュエット)・・・ 」 北原白秋

 つい、忘れがちですが、春は風の季節でもあります。この風で芽吹き、あるいは交配が進みむという自然の仕組みです。
 お花見には上着かストールをお持ち下さいね。