こころあそびの記

日常に小さな感動を

初夏の庭

 「お母さん、見てくれた?」と娘。
 ご自慢の菜園のことです。
 田舎の人は手こずることなく実らせることができるのに、都会育ちには難関です。彼女がネットで検索しながら丹精こめたからここまで育ってくれました。
 一番なりのキウリを上の孫に収穫させた朝でした。

 この季節にはないさわやかな空気の中に、泰山木の甘い香りが香っています。

 ドクダミは最盛期です。家人に刈らないでね、と頼んでいますが、さりとて採集してお茶にする手間をかけられるかは疑問です。

 シダが繁茂している一角を発見!ワラビの種類のようです。慌てて、「ワラビみたいよ」と娘に告げたら、「ええっ?そう言えば・・」なんて、来春の楽しみがまた一つ。

 検索の結果は「ヤブタビラコ」。愛らしく、日陰に咲いていました。
 
 ちょっと見学をサボっていたら、こんなに様変わりしてしまう風景。
 人間だけが、毎日あくせくしているように思いがちですが、なんの、自然に住まうものはすべて季節においてきぼりにならないよう、今を生きていることを見せられます。
 陸先生の言葉を思い出します。
 「太陽のリズムで生きている」と。

 昨日、家族がお誕生会をしてくれました。
 孫たちがくれたカード。付け足す言葉はありません。
 みんな、ありがとうとしか言えなくて・・・