こころあそびの記

日常に小さな感動を

ちむどんどん養生法

 桜の木から元気いっぱいに蝉の鳴き声が降ってくるようになりました。
 空には月齢27の下弦の月が浮かんでいます。
 夏至から1ヶ月。太陽のお出ましの方角が南寄りに移って、日の出が遅くなってきました。 
 天空は、秋の準備にまっしぐらなのに、
地上は、土用。一番暑い期間を迎えています。
 今年は三伏の期間が40日で、土用の丑の日が2日あるという年です。暦の上からも、暑さが予告できる夏です。
 どうぞ、ご自愛下さいませ。

 そんな暑さをぶっ飛ばすような、まさかや~の『ちむどんどん』でしたね。
 「この手を離さない」なんて、朝から元気が出る言葉をいただきました。

 朝は『ちむどんどん』。
 夜のお楽しみは『プリズム』です。
 脚本家の浅野妙子さんは、朝ドラ『純情キラリ』『ラストフレンズ』などを書かれています。
 今回の『プリズム』にはどんな台詞が埋め込まれているのか、そこが楽しみです。

 「あまり物わかりがいいと大切にされないよ」
 「全部嘘だと思わなくていい。その時楽しいと思ったなら、それは嘘じゃない。その時間を君が大切だと思うなら自分の中で大事にしていけばいい」
 「人を好きになるのは時によってはすごくむずかしいのに、時によってはすごく簡単」

 まだ始まったばかりですが、煌めく言葉が平板になった頭を刺激してくれています。
 

 主演は杉咲花さん。彼女ワールドに引き込まれています。
 助演の藤原季節さんも存在感あって、これからが楽しみな俳優さんです。
 彼は映画『his』で、宮沢氷魚さんと同性カップルを演じられ一躍踊り出ました。
 季節さんにお祝い事があったとき、”たくさんの人からメッセージが届いたけど、氷魚君からが一番嬉しかった“と語ってくれたことに人柄を感じました。
 氷魚さんは、見るからに純情そうでしょ。『偽装不倫』で相手役だった杏さんに惚れてしまったというくらいです。
 ということは、『his』の藤原君を全力で愛したはずです。それをきっちり受けたことが分かるエピソードでした。
 

 宮沢氷魚さんは、『島唄』の宮沢和史さんの息子さんです。
 お父さんが思いを深くした沖縄を舞台にした朝ドラで、戦争を取材する役を演じるにあたっては、プレッシャーがあったことでしょう。もしかしたら、それ以上に「ちむどんどん」しているのかな。
 
 藤原季節さんも、宮沢氷魚さんも頑張れ~。朝も晩も応援して、元気もらっています。
 心を動かすこと。これも立派な養生法です。「う」がつく食べ物だけでは、肉は付いても心は満たされませんものね。