こころあそびの記

日常に小さな感動を

自然を友として

 

 いつまでも甘やかしてはいけないと思い、今朝は、歩いて出勤しました。

 観察の眼を開くと、そこには何か発見があります。

 この年になってお恥ずかしいことですが、幼稚園児の「先生、見つけたよ」レベルのことがうれしくてたまりません。

 自然はアピールしてくることはありませんし、気づいてくれることを待ってるわけでもありません。

 ただ、自分が気に入った場所でそっといのちを繋いでいます。

 それを、垣間見せてもらうだけで元気がもらえるのはなぜでしょう。

 自然をお友達にできたなら、さびしさなんて感じる暇もないのです。

 満月から五日。有明の月が、朝の空に浮かんでいます。日の出とともに透けるように薄くなっていきます。それでも、お寝坊の人のために、しばらくは浮かんで待ってくれています。

 グッドなタイミングでカワウが羽根を広げているところに遭遇しました。

 朝ご飯がすんで、朝の風を羽根に通しているのでしょう。食欲の秋。カワウさん、食べすぎないでくださいね。

 葛の花。なんて美しいグラデーションなのでしょう。色を生業にする方の心を捉える花ではないでしょうか。

 根っこを引っこ抜いて食してみようなんて、考えも及ばない美しさです。

 でも、可食部分は根っこだけではなくて、お花も甘くて美味しいそうで、天ぷらにして食べる人もあるとか。

 そうと聞けば、摘んでみたいけど、川床に生えているので、ちょっと無理。自己防衛対策も完璧な植物たちです。

 コロナ禍で解熱剤ばかりか、葛根湯まで品薄になっています。

 美しい紫色の花の根っこに、人助けの効能があると誰が知りましょう。

 動物が掘り返していたのを見たのでしょうか。

 『神農本草経』を纏めた神農さんとは、読んで字のごとく、神様でした。本当に必要なものは、必要な時に、天から授けられるといわれますが、私もそう信じている一人です。

 先日のタクシーの運転手さんが、“大谷は神様”と言ってはばかりなかったのですが、今の若い世代には、見るからに邪気のない人が多いように感じます。

 昭和コテコテの人種とは明らかに違います。

 新人類による新しい時代が開かれようとしています。

 2025関西万博のテーマソングは、もう聴かれましたか?

 コブクロの『この地球(ほし)の続きを』。まだの方は是非聴いてみてください。

 「子どもたちが変えてゆく

   この地球のつづきを~♪」