こころあそびの記

日常に小さな感動を

ラーメンはいかが?

 

 今日は孫の中間テストの一日目。

 事前に娘から昼ご飯を頼まれていました。そこで、彼に何がいいかと尋ねたら、「オババラーメン」と注文を受けたため、それではと、昨日豚バラ肉ブロックを買ってきました。

 その肉を朝からふつふつ炊いています。

 

 その間に、録画したまま、放ったらかしだった「100分で名著『三国志』」を観ることにしました。

 指南役の早稲田大学の渡邉義浩先生の『三国志』好きが功を奏してというか、先生の熱が伝わってきて難解な歴史のはずなのに飽きない編集になっていました。

 劉備の死後、息子の劉禅諸葛孔明が上奉した文が『出師の表』です。

 「今天下三分して益州疲弊す。此れ 

   誠に危機存亡の秋なり」

と、出てきます。

 ここに出てくる「秋」は”とき“と読みます。

 秋は穀物が実り、万物が成熟する大事なとき。ですから、「秋」は大切な“とき”という意味になります。

 私たちには、稲作を通して、天地自然にもいのちがあることが心象風景の中に刷り込まれています。

 だから、収穫の季節が、ただ単にさぁ食べようではなく、感謝祭から始まることを受け入れる素地があるのでしょう。

 

 

 そんなことを思いながら、高千穂神社宮司の後藤俊彦さんのご本をパラパラめくっていたら、「オババ、お腹すいた!」と孫の声。

 ほらきた!いつものラーメン二杯の受注におおわらわ。納品の後は、一息ついて静かな昼下がりを過ごしました。

 

追記

 豚バラ肉は、「八角」、「花椒」「ネギ」「生姜」を入れて、スープをとっています。