こころあそびの記

日常に小さな感動を

ナンキンハゼ

 

 足下にこんな美しい色の葉っぱがいっぱい落ちて吹き溜まっていました。

 ナンキンハゼといいます。葉の形がハート型というのも惹かれます。

 千里川にも何本かあって、冬になっても枝に残る実を小鳥たちが啄む姿が見られます。でも、人間にはこの実は有毒とか。

 人間には毒性の感度を上げ、小鳥は鈍感なセンサーにしておく。それによって、自然界の動物たちに餌をもれなく与えるというところに、神技の偉大さを感じます。

 

 

 さて、「ハゼ」つながりで、直ぐに思い出すのは「小さい秋」ではないでしょうか。

「  誰かさんが 誰かさんが 誰かさ    

   んが 見つけた

   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさ        い秋 見つけた

   昔の昔の風見の鳥の ぼやけた

   とさかにハゼの葉ひとつ

   ハゼの葉赤くて入日色

   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさ

      い秋 見つけた   」

 

 もう、晩秋に近づいて、秋も小さくはなくなってまいりました。

 それでも、この『ちいさい秋』の三番の歌詞には、サトウハチローさんの思い入れが感じられます。

 ご病気で伏せっていたとき、窓の外に見えたハゼの木の赤い葉っぱが夕日に照らされているのを見て、お母さんを思い出したとされています。

 お母さんに手を引かれて行った教会の風見鶏。

 そんな記憶からこの歌が生まれたと聞くと、一緒に思い出を辿っているような感覚になります。

 

 因みに、サトウハチローさんがご覧になっていたご実家のハゼの木は、文京区の公園に移植されて、今も健在だそうです。

 

 

 

 今日は、『白鷺祭』に行ってきました。中百舌鳥キャンパスは大きく育った樹木が魅力です。

 クスノキの大木やスズカケが実をぶら下げているところなど、こんな環境で勉強できる学生さんはお幸せです。

 いや、それはずっと後になってわかることかな。

 

 大阪府立大学公立大学になって初めての学園祭です。去年はコロナで開催が見送られたこともあって、校内は地元の方もいらして活況を呈していました。

 企画した学生さんたちもうれしかったことでしょう。

 焼きそば、たこ焼き、ラーメン屋台にスパイスたっぷりのカレーなど、学祭の雰囲気がもどっていました。

 

 

 

 朝ドラの舞台をしっかりチェックするのが、今日の目的。

 「鳥人間」という看板に従って、クラブの部室が並ぶエリアに入っていくと、ありました!あの部室!

 

 

 ミーハー婆さんはこれだからイヤですね。そして、楽しいですね。

 ほんとは、ストーリーに一喜一憂しないといけないのに、「今朝、映ったのは何号館のあの教室」などと情報が入ると、内容そっちのけで、その教室を見に行きたくなります。

 

 今日、部室も見たし、入学シーンを撮った場所も見てきたので、明日からは、ストーリーをちゃんと追っかけることにいたします。