昨晩は、442年ぶりの、月食と惑星食が同時に見られました。
次が、322年後までないと聞いて、釘付けになった方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに、前回の1580年も次回の2344年も土星食ということですから、天王星食は珍しいことだったことは確かなようです。
ライブ動画配信を見てましたら、いろんな情報が入ってきました。
古代ギリシャの天文学者は、月食の時に映る地球の影の丸みから、地球が球体であることを推測したらしいこと。
それには、太陽、地球、月の位置関係を先に知っておかなければなりませんが、それは、月の満ち欠けで学習していたといいます。
まともな望遠鏡もないのに、その推察力はすごいです。
ちなみに、家康への望遠鏡献上の記録はあるようですが、1580年の信長の時代にはなかったらしいので、信長が土星食を観たかどうかは分かりません。
また、あの赤銅色。あれは、朝焼けや夕焼けと同じ理屈で、太陽の光が地球の大気を長い時間通過することで青色が散乱して、赤色が残ったために見える色と説明を受けながら、フムフムと楽しませてもらいました。
天体ショーを観ていると、時空を越えて旅をしている気分になります。
ギリシャ時代に生きた人や安土桃山時代の人も、今、一緒に見上げているように思えてくるような、不思議な感覚になります。
そして、月があんなに大きく見えるのに、天王星(6等星くらいの光)は米粒より小さい。同じ太陽系なのに、端っこまでは遠いことが理解できました。それは、取りも直さず、宇宙が広大であることを示しています。
奇跡の星、地球号のクルーであることの幸せを再確認した夜でした。
さて、今日は、写真講習会に行ってきました。
「少しの勇気をもってください」と美容外科の先生が訴えるコマーシャルがありますが、まさに、それです。
カメラマンには憧れますが、ド近眼の私にカメラは無理と思ってきました。でも、近頃、ブログの写真もマンネリ化してきましたし、なんとか、もう少しましに撮れないかと思っていたところ、池田のshokkさんのInstagramにカメラ講習会のお知らせが載っていました。
参加者は、それぞれがお店をされていて、商品をより美しく撮るために習いに来られてました。
場違い覚悟。それこそ、勇気を出して行ってきました。
写真のポイントは「光と影」。それに尽きることを教えていただきました。
女優さんや、ベテランキャスターなどが、顔の前に光源を置かれていると話題になりますが、あれです。影がなければ、シワが見えにくくなる。だから、光の世界を使って、より美しく映るように工夫されているのです。
しかし、よい写真とは、「光と影」のバランスが良いことが条件になります。
散歩写真を撮る私の場合は、太陽が低い朝夕に、太陽が半順光になるように撮るのがよいと習いました。そうすると、陰影ができて立体的になるそうです。
「光と影」と聞けば、光の方についつい目が向きますが、大切なのは光が作る影の方だということ。
何事であっても、地球と自然が教える大原則は変わりないことに今日も感じ入りました。