今週は池田の尊鉢厄神さんの大祭でした。古いお札をお返しして新しいものに取り替えると、気持ちまで一新。一月行事を終えて肩の荷が下りました。
近頃は、スケジュール帳を持たなくても、携帯で全て管理できてしまいます。野暮用のメモが多い日は、朝から張り切るので意外にうまく処理できるものです。かえって、一つしか用事のない日の方が持ち越しになったりするのが、人間の性のおもしろいところです。
そして、長い間気になっていた用事をクリアできた日のすっきり感といったらありません。こんなことなら、もっと早く処理しておけば良かったと思う反面、今日だからできたのだと考えるのも年の功。いい感じです。
本日、大相撲初場所は14日目です。
子育ての間は観たこともない相撲ですが、近頃は暇があったら観ています。
昨日の大関・貴景勝と前頭三枚目・阿武咲(おうのしょう)戦の気迫のぶつかり合いはすざましいものでした。
一時、八百長が取り沙汰された相撲界ですが、それを払拭するために後輩達は頑張っています。
昨日の試合も、胡散臭いところはなくて、阿武咲有利という解説者の予想を吹き飛ばすように、貴景勝が勝ち名乗りをあげました。
敗因は阿武咲が招いた自滅でした。
「貴景勝に張られたとき、ついむきになって張り返したことで、隙をつくってしまった。自分が弱いからです。」
一瞬の戦いに、己の判断が問われるという厳しい世界を見せてもらいました。
今日14日目を、どう立て直して出てくるか。楽しみです。
本名を四股名にしている力士がいます。正代関です。
熊本県出身の彼のなにが気になるかというと、顔つき、表情です。
不甲斐ない負け星が先行した今場所。人気解説者の北の富士さんが「性格だね」とポロッとこぼされるのを聞きました。
どんな性格?とネットで見たら、「超ネガティブ関取」と出てきました。
真面目に東京農大を卒業することを優先した結果、卒業後に角界入りしたと云います。
ひょっとすると、彼はまだ自分の人生を決めかねているのではないでしょうか。たまに散見される大学生気質です。満たされた時代に育つことで、満たされることのなんたるかが分からない。
勉強も相撲も、ちょっとやったら出来てしまう。そうではなくて、もっと、全力出したい。そう思って迷っているように見えます。
だから、身体に張りがなく、お顔はいつも不安げで、気が満ちた表情を見かけることはありません。
彼の表情が生き生きして、目に力がこもる日を、地元熊本だけではなく、全国で応援してるファンが待っていますよ。
正代関!がんばれ!