こころあそびの記

日常に小さな感動を

今週末の楽しみ

 

 今週末、我が家にとっては、末代まで語り継がれるかもしれないイベントが予定されています。

 孫の学校主催の交換留学生がやってくるのです。我が家にも一人お泊まりするようです。

 このところ、学校でも、家庭でも、その準備で大わらわ。

 

 

 昨日は学校で、歓迎行事に披露する「よさこいソーラン」と「マツケンサンバ」を練習してきたみたいです。

 もっとも、その選曲は「今年の生徒はしぶいなぁ」と学級担任に言われたようですが・・高校1年生の子どもたちは、ノリノリです。

 練習の後、グループの一団が我が家に集結。なんでも、「たこ焼きパーティー」を開催するための相談をするために、集まってきたようです。

 みんなで、近くのショップに行って「マツケン」のカツラや、当日のお菓子をどっさり買い込んで帰ってきました。

 中の一人が、「僕、今日が人生で一番楽しい!」と叫んだなんて聞くと純粋な青春を羨ましく思います。とびっきりの時間でありますように。

 また、ある子は、買い物してきたお菓子の中から、「これ、お母さんが好きやから」と一つの袋を取り出して持ち帰ったといいます。

 この子のママは平素、息子が話をしてくれない、コミュニケーションが取れないと悩んでおられる方でした。

 子どもの心、親知らずです。彼はこんなにお母さんが好きなのです。好きすぎて、素直にお話しできないだけだったのです。

 

 机上の勉強では見えない子どもの姿に、それが生きる力!と元気をもらいました。

 

 

 ところで、何が苦手といって、私にとって付き合いほど苦手なものはありません。

 相手に対する意識過剰が原因だと分かっています。無理してしまって、自分が疲れてしまう。あぁ、ムリ。諦めて人付き合いをさけて、他人に期待しないことが増えると、ますますその距離が広がってしまうという悪循環を正すこともできずに生きてきてしまいました。

 

 その点が遺伝しなかった娘は、交際上手です。

 お風呂掃除からガーデンパーティーの準備まで、元気に動き回っているのを見るにつけ、私にはあの日のことが蘇ります。恥ずかしくて、できることなら抹殺したい出来事です。

 

 

 28年前の阪神大震災では、子どもの通っていた学校の校区でも、被災されたお家がありました。

 お風呂に入れない日が続いた地域がありましたので、あるとき、子どもが「友達が風呂に入りに来るって」と言い出しました。

 さあ大変。掃除をサボって過ごしている身には、キツいことです。

 そんなとき、さっさと体が動く人は、心が解放された人。私は当時から、そんなときは心の金縛りが起こってしまう質です。

 とうとう、不完全な準備で数人のお客さんをお迎えしてしまった恥ずかしさは、いまでも反省と共に、穴があったら隠れたい思いがいたします。

 そのときのお友達、本当にごめんなさい。

 

 そんなことを思い出しながら、今週末に行われる他国の生徒との交歓会を心待ちにしています。