こころあそびの記

日常に小さな感動を

ペッパーミル買いますか?

 

 みなさまと同じように、二夜連続で、私も就寝時間が遅くなっています。

 ハラハラドキドキのWBCの試合を、テレビから片時も目を離さずに観戦しています。

 リビングから、孫たちの声援が聞こえてきます。選手一丸となった活躍は、孫たちにも良い刺激となっていると思われます。

 野球世代にとってはさびしい限りですが、サッカー世代の子らは、野球をじっくり観たことがありません。そんな彼らが、一試合丸々観たことで、野球って結構いけてるやんという感想を持ってくれました。

 野球の面白さを伝えて下さった選手の皆様、本当にありがとうございました。

 

 ヌートバー選手が見せてくれたペッパーミル・パフォーマンス。大リーグを彷彿とさせる仕草が人気をよんで、なんと、ペッパーミルの売れ行きが伸びているとは、日本人ですね。

 同じく塁上で、ミルミルしてくれるのは、大谷翔平選手です。

 彼の笑顔はなんであんなに美しいのでしょうか。

 とらわれの一切ない明るいお顔に救われる人がどれほどいることか。見るたびに、吸い込まれてしまいます。

 

 今日、3月11日は東北大震災発生から12年目を迎えます。

 今夜、WBCチェコ戦に先発予定されているのは、佐々木朗希投手です。

 大谷選手の底抜けの笑顔も大好きですが、どうしたことか、佐々木選手のあどけない純情にも惹かれてしまうのです。

 ただし、情報によると、結構気は強いらしいです。男3兄弟の次男なら、だいたいの予想はつくというもの。あのすっとした表情は緊張している証拠だそうです。

 

 

 ご存知のように、彼が小学3年生の時、陸前高田市で被災して、実家が流され、お父さん、おじいさん、おばあさんを一気に失いました。

 そこまで書いて、こみ上げてくるのは、自分が他人だからと、悲しくなります。

 彼は、多くの人に助けられてここまで来られたことを自分の中で消化しつつ、だからこそ、これからは自分が人々に勇気と希望を与えられるようになりたいと言っています。

 

 「こいつは将来、野球選手になるんや」と、キャッチボールをしながら励ましてくれたお父さんのこと、忘れないはずはありません。

 悲しみがフラッシュバックするたびに、それをエネルギーに変えて、頑張っている。

 東北復興に、なんのお役にも立てませんが、せめて、佐々木選手を応援し続けたいと思っています。

 今夜の試合。同郷の大谷選手がきっと彼を支えてくれるはずです。最高の気持ちを投入して観戦したいと思います。