こころあそびの記

日常に小さな感動を

晴れたらいいね

 

 降雨90%という予報が覆るとなんか得した気分になります。

 「晴れ予報が外れるとブーイング。雨予報が外れても抗議なし」。

 気象予報官は大変なお仕事です。

 

 

 どうせ雨なら、溜まった録画でもと、『武則天』の最終の数本を観ました。(全82話)

 女優さんはファンビンビン。

 あの美貌にやられて、ついつい観てしまいました。

 当の武則天の美しさをWikipediaから書き出すと、

 漆黒の髪

 特徴的な切れ長で大きな目

 雲のような肌

 桃色の唇

 バラ色の頬

 大きな胸

 見るものを魅了する媚笑

 聡明な頭脳

 と、ありますから実在したこと自体が疑わしい絶世の美女です。

 それをファンビンビンさんが堂々と演じるので恐れ入りました。

 美しさも中くらいがいいというのは、しこめの言い訳でしょうか。

 

 

 そんな中国を見て一夜明けたら、今朝、「こころ旅」で、山口県油谷に「楊貴妃」の像があると放送されていました。

 そのお店のご主人の説明によると、安史の乱で逃げ場を失った楊貴妃が海を渡って、こちらに流れ着いた伝説がある場所だそうです。

 

 

 そういえば、そんな場所が和歌山にもあります。

 時代はもっと遡り、秦の始皇帝が不老長寿を求めていた頃、彼の命を受けて徐福は東方海上にある三神山に霊薬を探しに船出しました。そのとき渡来した地が熊野とも新宮市とも云われています。

 新宮市には、お墓も公園もあって、すっかり観光名所化しています。先にバス旅行、「熊野三山めぐり」で通ったおり、「あちらに徐福のお墓があります」とガイドされたくらいの名所です。

 

 楊貴妃も徐福も、中国人であるにも関わらず、日本人に親しまれてきたことの証です。

 

 

 地図を広げるまでもなく、中国大陸と日本は一衣帯水の位置関係にあります。

 二国を隔てる海が、それぞれの国の文化を育て、互いに憧れを醸成したことに異を唱える人はいないでしょう。

 

 

 これからもずっとそんな隣人関係が保たれることだけを切に願っています。