「ウリハムシにカボチャの葉っぱ、食べられてる!」と娘。
鳥も虫も、次世代を残すために必死なんです。
幼稚園の時からずっと身近にいたモンシロチョウ。この子が飛んでるとやさしい気持ちになれます。
お越したての畑の畦。そこに、雨降りの後、ツバメのつがいが仲良く何度もやってきます。
どうやら、巣作りのための泥を運んでいる様子です。
双眼鏡を覗いて大発見!
ツバメは黒いものだと思っていたのは私だけ?本当は、煉瓦色の頭に、真っ白なお腹だったのですね。見とれるほど美しい色です。
彼らは、めったと地上に降りてこないのに、泥を取るためにだけ降りたつとか。そんな貴重な姿を見られた幸運をうれしく思いました。
ところで、朝ドラ『虎に翼』。ついに、寅子さんが結婚しました。それも、書生さんと。これは、このお話のモデルである三淵嘉子さんの実話通りだそうです。
書生さん役の仲野太賀さんは、法曹界という、ともすれば堅いドラマを柔らかくする役目を上手くこなしておられて、さすが次期、大河ドラマ主役!と、楽しませてもらっています。
さて、ドラマに週替わりで付くサブタイトルに注目が集まっているとか。
私も、前々から、これは何の意図があるのかと思って見てきました。
第一週 「女賢しくて牛売り損
なう?」
第二週 「女三人寄ればかしまし
い?」
第三週 「女は三界に家なし?」
第四週 「屈み女に反り男?」
第五週 「朝雨は女の腕まくり?」
女にまつわることわざがずらっと並んでいます。
そういう私も気づいたのは先週の「朝雨」でした。一つずつ、ことわざ辞典を繰るのも楽しい作業になりつつあります。
そして、今週は「女冥利に尽きる?」です。これは、辞書を開くまでもなく誰もが知っている諺です。
「女にうまれた甲斐があること、女に生まれたしあわせ」という意味だなんて、ちょっと照れますね。
これは、第三週の「女三界に家なし?」と同じように、仏教用語に由来しています。
”冥利“とは、神仏の加護によって知らず知らずの間に与えられる幸福、利得、恩恵。
その由来は、中国随代仏教書、「法華玄義」にあります。
正しくは「妙法蓮華経玄義」。
随に生きた天台宗の開祖の一人、天台大師智顗(ちぎ)(538~598)によって講釈されたものです。
生きるべき道を1500年も昔から説いた教えがあるのに、未だ人間は到達できていないことを、どう考えたらよいのでしょう。
早い話、『虎と翼』だって、なんで今更という気がしないでもありません。おんな、女、といわれるとなんだか面映ゆい感じがします。
ことさら今までと同じではいけないと騒ぎ立てて社会を動かそうとする輩が居ることに、危惧を覚えます。
先祖が連綿と育んできた当たり前の在り方で、私は満足なんですが。