こころあそびの記

日常に小さな感動を

スパイシーな一日

 

 梅雨が近づいているのか、空の色が鈍くなって、晴れた空に行き場をなくした雲が六甲山に乗っかっています。

 それでも、見飽きないこの景色が好きです。

 空と雲と太陽の偶然の産物に、今日も見とれてしまいました。

 

 

 初めての美容院に行ってみることにしました。

 職場から歩いて三十分くらい。

 だったら、歩いてみようと探検心に従って散歩しました。

 新しい道を見つけて歩くことは、呆けた脳にちょうど良い刺激です。

 この写真。前方の道が上りになっていますでしょ。そそられますよね。その向こうはどうなっているのかと。

 なんのことはない。普通に緑地帯が続いているだけでしたけどね。

 

 

 半夏生かと思ったら、「オカトラノオ」という花でした。

 夏至まで10日です。じきに半夏生が見られることでしょう。

 

 

 タチアオイ。長い茎に順番について咲き上っていくところが見所です。

 

 

 アサガオのなかでも、特にこの色をよく見かけます。秋まで咲き続ける逞しさを持っています。

 

 

 ところで、美容院を出て、はたと小銭入れを紛失していることに気づきました。

 しまった!ボロボロになったから、そろそろ換え時と思っていたのに、そのままにしたバチが当たったのか、はたまたお金の神様に見放されたのか。

 そんな悠長なことも言っておられず、取りあえず一か八かで朝立ち寄って、アリナミンドリンクを買ったコンビニに電話してみました。

 「あぁ、レジに忘れてましたよ!」という店員さんの声が天の声のように聞こえて、生き返った思いで、取りに行ってきました。

 なんて、運のいいこと。

 この運のいい小銭入れをお払い箱にするのは忍びないことですが、ヨレヨレはよくありません。

 早速、明日にも、この子に代わる新顔を探しに行ってみるつもりです。

 

 新しい美容院からの帰り道。こんどは通ったことのない陸橋を渡ってみました。どこに続いているのかな?

 子どもみたいにワクワクした気持ちになれます。

 冒険だけが人生だなんて、私みたいな臆病者が言えることではありませんが、人生には、スパイスが必要。今日はそんな日でした。