こころあそびの記

日常に小さな感動を

寝坊!

 

 ペルセウス流星群の日だと分かっていたのに4時に起きられなかった自分が情けなくて… 一日のスタートがこうだと、どこか間の抜けた一日になるものですね。

 ところで、今朝、携帯に表示された気温は25度。久しく見なかった数字でしたから、クーラーの設定温度を見直したりして、ちょっと焦った涼しい朝でした。

 半覚醒でなまった体をどうにかするために、わんこと散歩に出かけました。

 

 

 国際交流会館の大きな夾竹桃は空高く赤い花を咲かせて、そろそろ夏が終わるよと告げていましたし、晩夏に咲き始める百日紅の花も見かけました。

 池の周りのアカメガシワは、もう実がはじけて黒色の種皮が目立ちます。  

 酷暑であっても萎れることなく、次のシーズンにむけて準備する植物たちを頼もしく観察したことです。

 昨日借りてきた『~一日一日心を込めて~玲子さんののんびり老い支度』(西村玲子著)には、そういう何でもないことが自分を励ましてくれると書かれていました。

 

 

 西村玲子さんの本を開くと、そこににはやさしさと癒やしがありますから、以前から好ましく思っていました。

 過日、新聞紙上で訃報を見たような気がしていましたが、“老い支度”という題名が、それを現実にしたことは残念でなりません。

 私より10歳上でいらした彼女の描く女性は、かっこいいけど、かっこよすぎない。私たち世代の憧れる服装であり、生活スタイルでした。

 最後のページにある言葉は、すべての人に向けて贈られるべきと、ここに写します。

 「どんなことが起きても恐れないという死生観もできた。それを境に小さな身近な幸せに感謝できるようになった。今の時間を楽しみたい」

 そして、「まあ、いいか」と暮らす。

 これからも、多くのファンの心を癒やしてくださることでしょう。心から感謝して、ご冥福をお祈りしたいと存じます。