こころあそびの記

日常に小さな感動を

処暑

 

 二日前の夜は満月が一晩中見られたはずでしたのに、残念ながら、大雨にみまわれてしまいました。

 写真は今朝の有明の月です。

 雲一つない薄明の空に、まん丸いお月様が美しい朝でした。

 

 

 そして、今日は二十四節気処暑です。

 やっと暑さも収まるかと思っていたのに、今日の蒸し暑さはどうしたことでしょう。

 先日から雷雨があったりして、暑さから少し遠ざかったように感じて緩んだ体に、このじめっとした暑さは堪えます。

 

 

 こんな時は胃腸症状に不調が出やすいものです。熱中症予防に水分を必要以上に取りすぎた体は、水分代謝が追いつかず、だるさが取れない方もおられるのではないでしょうか。

 憎き、熱中症です。

 それから、外界からの邪気ではなくて、内側のストレスからも胃腸は変調をきたします。

 きのう、面接中にワンワン吠えて、私の部屋に放り込んだうちのわんこ。 

 孫が様子を見に行ったら、襖の向こうにぴったりくっついて鳴(泣)いていたようです。 

 彼にしてみたら、喜んで部屋に入ったものの、閉じ込められるなんて思いもよらず、ほんの数分間の恐怖に耐えられなかったのです。

 その結果、彼は、そのあと下痢気味になってしまいました。そう、うちの子はセンシティブなんです。

 

 

 私は私で、面接ショックで胃の痛みを感じました。原因はわかっていますから、胃に集中している気を分散しようと散歩に出ました。

 五行で胃は、ストレスを感じる肝と相剋関係にあります。なので、ストレスを感じると胃が痛むのです。

 大きな空を見て歩いていると、いつの間にか痛みは消えてしまったことでした。

 私もわんこも、ストレスに晒されたために、共に体調を損ねた一日でした。

 

 蛇足ながら、一時的な胃痛に薬は不要です。体を動かしてみましょう。特に、足を満足させることが大切。とは、京都の田中先生の教えです。

 

 

 プールの秋期申し込みに行った帰りに、畑天満宮に寄ってみました。

 今月の言葉は『論語』でした。

 「祭ること在すが如くす」

 この言葉に、後ろめたさは感じませんでした。

 朝、お線香を焼べるとき、父母がそこにいるようで、生前と同様に見透かされているように思えてドキッとします。

 父母は未だに私の中に生きて、あの頃のように叱ってくれる存在です。これからもずっと、そうであって欲しいです。