こころあそびの記

日常に小さな感動を

朝散歩

 

 

 西洋画にありそうな空と雲。きのうの日没です。

 そして、今朝。太陽が上ってくる勢いを反映して輝く雲がありました。

 一見、同じようですが、身体が感じるものは全く違うのです。

 夕日を見送るときは、穏やかな気持ち。朝は高揚感が体内に湧き上がる気がします。

 そんな違いを感じるとき、「人間は太陽のリズムで生きている」という言葉を教えて下さった陸先生を思い浮かべてしまうのです。

 

 

 台風が空気を入れ替えてくれたおかげで、爽やかさを満喫できる朝散歩でした。

 小さい秋は、小さな実を見つけることから始めてみました。

 のぶどうの実。

 

 

 トネリコは長く楽しめる木です。そのうえ、常緑。人気があるのも納得できます。

 

 

 クスノキ

 

 

 銀杏がたわわに実って、秋本番を待っています。

 

 

 ラクウショウの大きな実。

 

 

 探して探してようやく見つけた葛の花。

 今は、葉っぱを繁らせて、根っこを育てている最中。花は時期早尚と分かっていても、この色が好きです。

 なのに、昔から、葛の葉が繁る様子を詠んだ歌の方が圧倒的に多いそうで、花を詠んだ歌は少ないとのこと。あんな鮮やかな色を見落としたまま秋を過ごすのはもったいない気がするのですが。

 

 葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり。

             釈超空