こころあそびの記

日常に小さな感動を

プール

 

 「夏はあと3日ですよ」

 気象予報士のそんな言葉を聞いて、隣にいた女性アナウンサーが淋しさを口にしました。

 そんなものですよね。

 この暑さ、どうにかしてよと思う気持ちと祭りが終わるさびしさとが入り混じって、静かに秋が始まります。

 

 

 夏休みだったプールの健康教室が再開しました。

 休みの間、一度も自主的に泳がなかった体はすっかりなまっています。休み癖をえいっ!と切り捨てて、久しぶりに水着に着替えました。

 

 外は、空高く浮かぶ絹雲があまりに美しい朝でした。

 車を停めて、まずは「池田城公園」の手入れの行き届いた静かな園内を散策。

 

 

 いつか此処で行き違った親子の「こんな場所が、こんな近くにあるなんて(幸せなこと)」という感想が思い出されます。来させてもらえるのも、プールがあるおかげです。

 

 

 プール脇では、葛が、見たことがないほどのたくさんの花を付けていました。この場所が好き。そう言ってる花を一つ採って擦り染めしたかったのに、手が届かなくて断念したことです。

 

 

 空の美しさを堪能して、プールに向かいました。

 プールは南側の大窓が解放できるようになっていまして、水の中から外の青空と緑を見ながら泳げるのです。

 太陽の光が燦々と降り注いで、自然を満喫できることが、私をここに向かわせるのだと思います。他にない特等席です。

 思いきって、この絶好の場所を市民に解放された池田市に感謝です。そして、何十年も前に此処を紹介してくれた同僚に感謝です。

 

 

 こないだの小料理やの大将は、占い師に「あんたはマグロや。じっとしてたら死んでしまう」と云われたと笑わせてくれましたが、実は私も同じなんです。

 動きが止まったときは、あの世行き。

 えらいしんどい人生ですね~

 ご心配なく。本人は楽しくて仕方ない毎日なんです。