
早朝の空に残っていた眉月の光にはっとしました。、あと一週間で新月になるというのに、周りの鰯雲を虹色に染めて存在感たっぷりに浮かんでいたのです。
これが、みんな太陽の光だなんて紫式部は知っていたのだろうか。
そんなことを、つい思ってしまうテレビっ子です。

お弁当作りで散らかったキッチンの後始末をしていたら、高校生の孫が、「ソファミーソドシーソレドミ♪~」と、ピアノの鍵盤を叩いて通り過ぎていきました。あれ?聞き覚えのあるメロディーと思ったら、これは、誰でも知ってる有名な曲でした。
そう。「おふろが沸きました」と知らせるあのメロディーです。
ドイツ人、セオドア・オースティン作曲の「子どもの情景」の中の一曲で、ノーリツの湯沸かし器に使われたのは『人形の夢と目覚め』の部分です。
ノーリツは、20年以上使ってきたこのメロディーを2021年に「音商標登録」したそうです。
このメロディーを採用した理由は、夢を見るように幸せ気分で入浴してもらいたい思いを込めたと言います。
150年後の東洋の端っこのお風呂場で鳴り響いていると知ったら、作曲者はさぞかし驚くことでしょう。

ところで、この曲は娘が幼稚園の時、ピアノの発表会で弾いた思い出深い曲なのですが、ご指導下さった先生を悩ましたことが忘れられません。
幼稚園生ですから、まずは譜読みを教えようとする先生と、耳コピで弾いてしまう子どもとの闘いでした。
そんなこんなしているうちに発表会が近づいてきます。結局、先生が負けてカセットテープを渡して下さったので、耳コピで乗りきってしまったというお話です。

ピアノの側を通りすがりに耳コピの流行りの曲を弾いてしまう孫たち。
「それって、左手のコード進行を知って弾いてるの?」
クラシックピアノしか知らないカチカチ頭の私には、なぜ、あの子たちが耳コピだけで、伴奏まで弾けてしまうのかわけがわかりません。
生まれてこの方、聴く音楽量が違うことに起因してるのかな。それにしても不思議です。
一方、こちらは「お風呂が沸きました」メロディーの曲名さえすぐに思い出せず、情けないことです。
きのう、職場からの帰り道、カーラジオから流れてきたのはSEKAI NO OWARIの「サザンカ」でした。
なんで、”SEKAI NO OWARI“なんて付けたの、ふざけてると思ってしまうところが年寄りになった証拠です。
曲を聴いてみると、そのスローではっきりした歌詞が染みてきました。これからは、若い人の曲も聴いてみようと思っているところです。