こころあそびの記

日常に小さな感動を

淑やか

 

 だんだん夜が明けるのが遅くなって、午前5時起きの私としては嬉しい朝になりつつあります。

 なぜなら、夜明け前の星空を楽しむことができるからです。

 冬の大三角の中に混じって木星が光っています。その北側に一等星のカペラがキラキラ。

 どっちが明るいのだろう。

 木星は一等星の16倍といいますから、そりゃ木星の勝ちですね。

 でも、それより明るいのは、今、宵の空に見える一番星の金星です。なんと!一等星の100倍だそうですから、夕映えの空でも見えるわけです。

 

 

 今日はプールの前にいつものように、池田城跡へ。

 入り口に「十月桜」の手書き掲示板が出されていました。

 最後に「園内には4本あります。ぜんぶ見つけられるかな?」と書いてあります。

 こういうのを見ると、悪ガキに戻って、”よーし“と年甲斐もなく腕まくりしてしまう婆さんなんです。

 

 

 どんなもんじゃ。と悠々と退園したことです。

 

 

 葛がたくさんの鞘をぶら下げていました。葛は豆科だったんだ。

 

 

 こちらも豆科。民家の塀からのぞいていた鞘はハナズオウかな。来春の花が楽しみです。

 

 

 朝真っ白で開花した酔芙蓉が、徐々にピンク色に色づいてきたので、写真を撮るため近づいたら、アブのような黒い虫があっちの花、こっちの花とお食事中でした。

 昆虫には詳しくないので、Google検索に頼るしかないのですが、これがもし「タイワンタケクロバチ」だったらどうしよう。

 2006年に豊田市で発見され、瞬く間に関西に広がってきた外来種で、日本の在来種より強いらしいのです。

 虫までお淑やかな日本。それが日本らしさだなんて、もはや通用しない時代になってしまったとしたら、ちょっとさびしいかな。