こころあそびの記

日常に小さな感動を

ジャンボシャインマスカット

 

 雨が二日続いただけで足の冷えを実感するなんて・・今朝から、こたつのスイッチをONにしてしまいました。

 季節を進めているのは雨のせいだけではなくて、太陽の高度も、その原因です。

 真夏には高度80度近くの高い空を駆けていた太陽が、今日あたりは50度くらいまで高度を下げています。当然、地表に降り注ぐ熱量は減りますから寒くなるというわけです。

 このように四季の循環を狂うことなく果たしてきた太陽を、神と崇めたのは全地球人です。洋の東西を問いません。

 そして、その思いは古代人だけではなく、現代人も同じです。

 お天道様は見てござる。

 

 

 見事な大房のシャインマスカットが届いてびっくりしています。

 配送の方から「冷所保存するように」と頼まれたのでしょう。孫が律儀に冷蔵庫に入れてくれたみたいで、夕方、冷蔵庫を開けてびっくりしました。

 でも、依頼主の名前に思い当たる方がありません。その後、包装の中に封入されていた一通のお手紙で、膝を打つことになりました。

 

 それは、去年の今頃のことでした。

 旅先の福山市の枝広邸から鞆の浦に行く交通手段に迷っていた私に、「送りましょうか」と声をかけて下さった方が彼女でした。

 小学一年生のお孫さんを福山市内に送って行くついでだからと、優しくお誘いくださいました。

 お言葉に甘えて乗せてもらって、お話ししてたら「私、是非行ってほしいところがあります」と仰るのです。

 それが阿伏兎観音 (あぶとかんのん)でした。瀬戸内海に突き出す岬の突先にある観音さん。 

 行き先を変更してまで訪ねた先は、老人の一人旅ではたどり着けそうもないところ。

 あの旅の印象が色濃く残ることになったのは、彼女のおかげでした。

 

 

 お手紙には、「何年も前に箕面で、もみじの天ぷらを食べたことがあります」と認めてあって、またびっくり。

 人の往来とは、どんな縁に計画されているのでしょう。

 彼女は福山の人で、縁の持ちようがないはずなのに、往き来していたことに驚きました。

 勿論、一年前にお礼状をお送りしたのは確かですが、それにしても、それを一年間忘れずにいてくださったとは、なんてお優しいことでしょう。

 福山は民度の高い地域です。この方も絵の仲間と近々信州旅行を予定されているとか。楽しい旅になりますようにと念じています。

 

 孫の面倒を見ながら、たまに小旅行を楽しむ。そんな共通点で結ばれた私たちなのかもしれません。