こころあそびの記

日常に小さな感動を

流氷の空

 

 朝の空のあまりの美しさに見とれて、思わず、「流氷みたい」と口走ってしまいました。

 ご覧になったことのない方には想像しにくいことかもしれませんが、流氷とは、こんなふうに細かく裁断された氷が流れ着く現象なんです。

 今朝見た雲は上空にできた氷で、流氷は地上の氷です。

 天上にあることは、地上にもある。まさに天と地は繋がっていると思わせる朝でした。

 

 こういう時は、昔読んだ本を思い出します。

 地上にある湖は、空の星座の形に似せられているというロマン溢れるお話でした。

 著者のお名前は失念してしまいましたが、天と地を結ぶ壮大な夢を読むうちに自分の思考スケールもでっかくなったように思えたものです。

 

 

 ところで、皆さんは魂はあると思いますか?それともないと思っておられますか?

 私の指導教官である大形先生は『魂のありか』を執筆されているにも関わらず、魂の存在には否定的です。

 でも、それは指導者としてそういう立ち位置を守っておられるのだろうと、私は勝手に想像しています。

 

 

 今、職場の同僚が術後の体調に悩んでいます。そして、あんなにやる気があったのに、それが蘇らない焦りを口にしています。

 私より二十歳もお若いし、病後なのだから今は養生に徹していたらというのですが、なかなか納得してくれないので、つい、矢作直樹さんのYouTubeを教えてしまいました。

 なぜ彼なのか。それは、彼がこんなことを言っておられたことを覚えていたからです。

 

 コロナワクチンを打って重篤な副反応が出たとして。

 その人は「打っても打たなくても、そういう経験をするように計画して生まれてきた」。

 矢作直樹先生は霊魂を信じておられます。それは医者としての地位を揺るがすものかもしれないのに、科学万能世界に警鐘を鳴らし続けていらっしゃるのです。

 

 

 私の同僚がどこまでその話を受け入れられるかは分かりませんが、科学という力に頼りきることは、他力本願に傾いた自分になりつつあることであります。

 私たちは、自分のいのちを信じて生ききることを計画して生まれてきたはずです。

 どうなろうと、自分を信じましょう。その上で、ケセラセラです。