こころあそびの記

日常に小さな感動を

また観てしまった!

 

 ほん降りの一日でした。

 北側の窓からの吹き込みで廊下がびしょびしょになっているのを発見して、うつらうつらしていた頭がようやく醒めました。

 雨上がりの空を見ようと外に出たら、龍の頭が西の方に去っていくところでした。

 

 

 箕面の山には尾っぽが乗っかっているようで、自然の姿を龍に喩えた先人たちと思いが共有できたことが、うれしいことでした。

 

 

 このところ、心ここに有らず、といってどこかにあるわけでもなく、心がお留守になってしまって、どう修復しようかと想っていた私には、今日の雨はありがたい休息日になりました。

 

 

 しんどくなると、こればっかり。

 そう。また『今度は愛妻家』を観てしまいました。

 映画の評価は人それぞれでしょうが、私がこの映画に“はなまる”を付け続けてもう何年目でしょう。

 スジも分かってるし、セリフも覚えているのに、今日もやっぱり泣けました。

 泣くことで人は蘇れるといいますから、そこが味噌なのかもしれません。

 

 

 深く愛しているほうが先に逝く。そう、どこかで読んだ気がします。

 しかし、この話は、妻が亡くなってから、自分がどれほど愛していたかに気づく夫をトヨエツが演じています。

 なんであれほど上手に観る者の心をそそる演技ができるのでしょう。薬師丸ひろ子さんとの共演がそうさせるのでしょうか。

 おかげで、心が復活した思いがしています。

 これから先も、心をなくしたら観させてもらいます。よろしくお願いします。