こころあそびの記

日常に小さな感動を

動き回って陽気を養いました

 

 きのうは、家に張り付かざるを得ない一日でした。たったそれだけのことで、ストレスが溜まるなんて弱っちくなったもんです。

 お恥ずかしいことに、起床時からゲートイン完了のお馬さんみたいにエンジン全開、お弁当作りを終えるやいなや飛び出したものの、日の出から15分も遅れてスカイアリーナに到着したのは悔しいことでした。

 

 

 人は人と話すことに飢える動物なのでしょうか。

 ジョウビタキを見つけて双眼鏡で覗いていたら、向こうから歩いて来られたご婦人が声をかけてくださいました。

 「何がいるんですか?」

 「ジョウビタキです。ご覧になってみますか?」

と、双眼鏡をお貸ししたら、しばらく視野に取り込むのに苦労された後、甲斐あって、鳥の姿を捉えられたようです。

 「きれいですね。私、鳥が大好きなんです」

 「そうなんですね。じゃぁ、ぜひ安物でいいから双眼鏡を持ってくださいな。朝散歩が数倍楽しくなりますよ」

 ジョウビタキは冬場、自分のテリトリーに他のジョウビタキが入ることを許さないそうです。今朝も、同じ枝先で二羽が争っていましたので、ゆっくり見られたのは幸いでした。

 そんな知ったか話をしてお別れしたのですが、誰かに楽しみを分けてあげられたことが、自分を温めたのは言うまでもありません。

 

 

 一旦、帰宅して、暦を見たら、今日は大寒。そして七日です。

 龍安寺護摩焚き開始まであと一時間。

 今年最後の「報恩感謝」の護摩ですから、行かなくちゃ。このおんぼろ脚にかつをいれて再び出発しました。

 

 

 師走に入ったというのに、滝道の混雑ぶりは、心斎橋のようでした。

 ごめんなさい。かつての心斎橋の混み方を知ってる大阪人は、今でも、すごい人出のことを「心斎橋みたい」と表現してしまうのです。

 

 

 もとい、今年の紅葉は遅れましたので、今日が最高潮。もみじの美しさを愛でる声で満ちた滝道に花を添えたのが、翡翠(かわせみ)でした。

 「今日、かわせみ見たよ~」

 帰り道、そんなことを口々にお話しされる様子を想像するのも楽しいことです。

 

 

 最後に、”雅楽“さんに寄ってみました。幸い、カウンター席が空いていたので、久しぶりに大倉陶器のカップでいただいてまいりました。

 たった半日、目まぐるしく動き回っただけで、もとの私に戻ることができてほっとしています。